ena個別ひばりが丘
今年2024年度都立高入試数学について
コメント数:0 投稿日:2024/03/14 20:26:56
ena個別ひばりが丘です。
今回は最新の都立高入試の数学の共通問題について大問ごとに分析をしていこうと思います。
来年受験を控える生徒はぜひとも読んでみてください。
まず大問1の計算問題です。
ここは例年通りの難易度といえると思います。ただ大問7の箱ひげ図や四分位範囲などはあまり出題されないので少し焦った受験生はいたかもしれません。大問1では絶対に落とさないように訓練しましょう。
次に大問2です。
大問2は例年、図形や数列などの問題を証明する問題が出題されます。今年は平行移動したときの軌跡の面積を文字を用いて比較する問題でした。問題用紙に書かれた図形に長さを書き込み、丁寧に数式化することが必要です。大問2は問題文が長いので、よく読んで答えるようにしましょう。
次に大問3です。
例年通り、原点を通る二次関数の問題が出題されました。問3は関数と面積を融合し、座標を求める問題でした。立式はシンプルで、両方の図形の面積を文字を使って求めて比較するというものです。正確な処理ができれば得点できる問題だったと思います。
次に大問4です。
例年通り平面図形の問題が出題されました。角度の問題、相似や合同の証明、相似比や面積比など幅広い知識が必要な大問です。特に問3では手ごわい問題が例年出題される傾向があり、苦手としている人もいると思います。今年の問題は砂時計型の相似比を用いて線分比を求める問題でした。演習の段階から少し複雑な問題になれておくと、このような問題にも対応できると思います。
最後に大問5です。
ここも例年通り立体図形の問題でした。模試や過去問を解いていると分かりますが問2は毎回難しいですよね。体積を分割して求めたり、全体から削るように体積を求めたり、等積変形してから求めたりなど解き方が多く、初手に詰まる人も多いと思います。また立体のイメージがつかないなんてこともたまにあります。さて今年の問題はどうでしょうか。実は問1の誘導に気づけるとそこまで難しくありません。それこそ立体のイメージが頭の中でできているとシンプルに解ける問題でした。ぜひ受験生はチャレンジしてみてください。
次の受験生は今の段階で解けている必要はありません。大事なことは対策を怠らないという事です。いまのうちに苦手な分野を克服し、残りの1年を悔いなく過ごしましょう。
ena個別ひばりが丘