ena個別ひばりが丘
売買損益算
コメント数:0 投稿日:2024/03/01 19:12:13
こんにちは、ena個別ひばりが丘です。
今日は明法中学校の算数の入試問題を使用して、「売買損益」の考え方をご紹介します。
ケーキ3個とプリン1個の値段の合計は1030円で、ケーキ4個とプリン5個の値段の合計は1850円
です。ケーキ1個の値段は( )円です。
平成25年度 明法中学校 算数₍第1回午前試験₎
この問題のように、例が2つ示されている場合は、まずそれぞれの式を作ります。
ア、ケーキ×3+プリン×1=1030円
イ、ケーキ×4+プリン×5=1850円
このままだと考えにくいので、次はケーキの個数もしくはプリンの個数を上下の式でそろえていきます。
今回はプリンの個数を2つの式でそろえましょう。アの式は1個、イの式は5個なので、アの式のプリンの個
数を5個に変化させます。変化のさせ方は簡単、アの式の買い方を5倍にするだけです。
ア、ケーキ×3+プリン×1=1030円 → ケーキ×15+プリン×5=5150円
イ、ケーキ×4+プリン×5=1850円 → ケーキ×4 +プリン×5=1850円
これでプリンの個数がアとイの式でそろいました。(イの式はそのままです!)
上下を見比べると、プリンがそれぞれ5個で個数が同じだということは、値段も同じだということ。つまり、
全体の値段の差額はケーキによるものだということです。ケーキの個数が違うから、全体の値段が変わるとい
うことですね。
ケーキの個数の差→15-4=11個
全体の値段の差→5150-1850=3300円
⇒ケーキ11個で3300円
⇒ケーキ1個の値段→3300÷11=300円
このようにしてケーキ1個の値段を求めることができます。式を2つ作り、式の中の一部をそろえる、という
考え方は、この売買損益の問題以外でも使うことが出来るので、覚えておくといいですね。
ena個別ひばりが丘