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地道な暗記で試験を乗り切ろう~歴史編~
コメント数:0 投稿日:2024/02/26 14:06:37
こんにちは!ena個別阿佐ヶ谷校です。
晴れ、雨、曇り、強風に天候が目まぐるしい中で春の訪れを感じますね
私は体調管理と衣替えのバランスに頭を悩ませています
今回は前回の英単語に引き続き歴史の暗記の工夫についてです
日本史、世界史の区別も薄れていく近年の受験傾向の中で
突然、坂上田村麻呂とかピコ・デッラ・ミランドラと馴染みのない名称を言われてもついていけませんよね
また最近では中国人名や韓国人名を原語読みに改める動きもあり、余計に複雑化しています
そんな中で私がおすすめする学習方法は人名と肖像画を合わせて覚えるという方法です
上記は源頼朝の図像ですがこの肖像にも特徴があります
例えば「ひげ」というのは江戸後期からは次第にすたれていく風習です
ここで頼朝は公家風の尺や衣装に猛々しいひげを組み合わせて
初の武家政権の棟梁としての威厳を示しているのでしょう
この徳川慶喜の肖像と比較してもスタイルの違いが良く分かります
最後の徳川将軍にもなると現代の感覚と同様の凛々しさといったスタイルが見て取れます
このように顔や服装にはその時代の文化、そして個人の好みが反映されています
またこうした視点には西欧史についても有用です
これは西欧の思想家であるルソーの図画ですが、この髪はかつらです
西欧貴族文化ではかつらや付髪は一つのフォーマルなドレスコードでした
今でも英国系の司法機関では裁判官がかつらを着用することがあります
ルソーは正に社交界や宮殿文化の中で頭角を現した人物ですので、このような恰好をしています
一方でリンカーンは地毛で立派なひげの肖像画です
彼は南北戦争を終結させたアメリカの大統領で、アメリカ本国では現在も特に人気のある人物です
彼は西欧の社交界や外交ではなく、アメリカ本国の内戦終結に向けて特に注力していました
ですので服装も西欧文化の流れを受けていながらも力強い統率力がアピールできるひげと堅実な恰好なのです
こうした記憶の紐づけや社会・文化史の深堀は歴史学習の一つのスタイルです
次から次に出てくる人名に飽き飽きした時には
初めて会う人に接するように服装やスタイルに目を向けてみましょう
科目毎の相談も、受験全般の相談も是非本校の熱意ある講師とスタッフにお任せください
いつでもご連絡お待ちしております
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