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マリー・アントワネットについて
コメント数:0 投稿日:2025/03/03 17:20:35
皆さんこんにちは。ena個別秋川の陶山妹です。
今回は、最近映画でも話題になっているマリー・アントワネットについてお話したいと思います。
初めに、マリーの生涯からご紹介します。
本名はマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アプスブール=ロレーヌ、フランツ1世とマリア・テレジアの第15子として1755年11月2日にオーストリアのウィーンで生まれました。
フランスとオーストリアの同盟に伴う外交政策の一環により、当時フランス王太子だったルイ16世と1770年に結婚し、1774年にフランス王妃となりました。
1789年にフランス革命が始まり、アントワネットを含めた国王一家はテュイルリー宮殿に軟禁されました。
アントワネットは宮廷内で反革命勢力を形成し、君主制維持を目的として諸外国との交渉を行いましたが逃亡に失敗。
1792年にフランス革命戦争が勃発したことにより、アントワネットのイメージはさらに悪化し、8月10日に王政が廃止。
国王一家はタンプル塔に収監されました。
その後、ルイ16世の裁判が国民公会で行われ、死刑判決を経て1793年1月21日に処刑されました。
アントワネットの裁判は革命裁判所で行われ、死刑判決を経て同年10月16日に処刑されました。
ここで今回紹介したいのは、「マリー・アントワネットの最後の言葉」と、「「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」という言葉」についてです。
まず、「マリー・アントワネットの最後の言葉」は何だったのでしょうか?
最期の言葉は、死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンの足を踏んでしまった際に発した「お赦しくださいね、ムッシュウ。わざとではありませんのよ」だとされています。
最後までフランス王妃としての気品を保った姿が素晴らしいですよね。
次に「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」という発言について、マリー・アントワネットの発言として知られていますが、本当にそうだったのでしょうか?
フランス革命前に民衆が貧困と食料難に陥った際、アントワネットが「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と発言したとの逸話があります。
はたしてこの発言は本当に彼女がしたものなのでしょうか。
実は、この発言は彼女がしたものではないと判っています。
原典として有力とされるひとつは、ルソーの『告白』の第6巻である。
ルソーがワインを飲むためにパンを探していた時、さる公爵夫人が家臣からの「農民にはパンがありません」との発言に対して「それならブリオッシュを食べればよい」と答えたことを思い出したという記述があり、これが元とされています。
このほかにも、マリーはフランスに入浴の習慣を持ち込んだり、香水の流行を変えたことでも知られていますよね。
詳しく知りたい方は、マリー・アントワネットについて書かれた本はたくさんありますし、「マリー・アントワネットの生涯」や「マリー・アントワネットに別れをつげて」など彼女について書かれた映画もありますので、ぜひ見てみてください!
ベルサイユ宮殿と、マリー・アントワネットの寝室の写真を添付します。
陶山妹