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東京大学教育学部附属中等教育学校
住 所
〒164-8654 中野区南台1-15-1
電話番号
03-5351-9050
アクセスマップ
募集人員
年度 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|
男 | 40 | 40 | 40 |
女 | 40 | 40 | 40 |
計 | 80 | 80 | 80 |
応募者数
年度 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|
男 | 232 | 248 | 228 |
女 | 230 | 282 | 216 |
計 | 462 | 530 | 444 |
受験者数
年度 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|
男 | 215 | 225 | 205 |
女 | 208 | 263 | 200 |
計 | 423 | 488 | 405 |
合格者数
年度 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|
男 | 34 | 34 | 35 |
女 | 36 | 36 | 41 |
計 | 70 | 70 | 76 |
実質倍率
年度 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|
男 | 6.32 | 5.63 | 5.86 |
女 | 5.78 | 7.31 | 4.88 |
計 | 6.04 | 6.97 | 5.33 |
【出典】
大問1:2021年5月3日付「毎日新聞」の記事による
大問3:内田樹「最終講義 生き延びるための七講」による
本川達夫「生物学を学ぶ意味」桐光学園・ちくまプリマ―新書編集部「何のために「学ぶ」のか」改による
【出題形式】
大問3題形式で、大問1が社会の政治分野と漢字の書き取り、大問2が社会の全範囲の融合問題、大問3が国語の読解記述問題となっています。問題冊子は、2021年度は7ページに対し、2022年度は12ページでした。全体としてボリュームのある問題となりました。
【大問1】〈新聞記事を題材とした問題〉
新聞記事から「憲法記念日」がテーマ。日本国憲法の施行年月日を答えさせたうえで、漢字の書き取り5問、そして日本国憲法の教育を受ける権利、受けさせる義務、学問の自由に関する出題がなされました。用語を理解していても漢字に直すことができないと得点できないというハードル付きです。
【大問2】〈社会の知識を問う問題〉
小学校の教科書レベルの知識を直接問う問題です。四大公害病、内閣の仕事、統計資料から都道府県を特定する問題、明治時代の出来事に関する出題です。地図や表を読み、それを活用できる力が試される内容となっています。
【大問3】〈読解・記述問題〉
文章1・文章2の2文章型です。指示語や本文内容を正しく理解できているかを問う選択問題と、抜き出し問題です。最後の記述問題は321字以上400字以内となっており、2021年度の倍の量となりました。条件の指定が厳しくなり、3段落構成かつ常体で書くという指定が加わりました。
2021年度は大問数が3題、小問数が16題でしたが、2022年度は大問数が5題、小問数が16題となりました。2021年度は算数分野のみの出題でしたが、2022年度は大問1と大問2が理科分野、大問3から大問5が算数分野からの出題でした。
【大問1】〈水の体積に関する問題〉
大問1の小問数は3題でした。記述の問題はなく、記号選択の問題と作図の問題が出題されました。会話文などのヒントはなく、知識を使って解く問題となっていました。そこまで難易度の高い問題ではありませんので、素早く処理できたかがポイントとなります。
【大問2】〈果物の体積に関する問題〉
大問2の小問数は2題でした。記述の問題が1題と記号選択の問題が1題出題されました。大問1に引き続き体積の問題となっていたので、大問1の内容が分かっているとスムーズに解くことができた問題でした。また、2つの実験を行っていますので、実験について分析・考察ができたかどうかもポイントとなります。
【大問3】〈三角形に関する問題〉
大問3の小問数は4題でした。大半が実際に三角形を作図する問題となっていました。会話文があったので、それをもとに考えること、また、積極的に手を動かし、条件に当てはまる三角形を見つけられたかがポイントとなります。
【大問4】〈分数に関する問題〉
大問4の小問数は2題でした。計算の問題が1問と記号選択の問題が1問でした。2人の誤った考え方が示されており、誤っている原因の分析と考察をもとに、正しい解答を導く問題です。単純な計算問題ではない要素が含まれていたので、焦った受検生も多かったかもしれません。
【大問5】〈消費税を題材にした問題〉
大問5の小問数は5題でした。小問は全て一行計算の問題となっていました。消費税の説明を理解し、それを実際に当てはめた計算例を参考に計算をする問題となっていました。大問1と同様に難易度の高い問題ではありませんでしたので、素早く処理できたかがポイントとなります。
問題の構成は、大問が2問で、問題全体のボリュームは、ここ数年の中で比較すると多いと言えます。
2021年度は、実技にも関わらず、記述の問題(プログラミングに関する選択問題)が出題されましたが、今年は大問2問とも立体の作成に関する問題でした。
例年にも増して設問の条件が細かく、設問の条件に沿って課題を作成することが求められる内容でした。短時間で問題を読み取り、細かい指示を守りながら迅速に立体を作成する力が試されました。
【大問1】<展開図の作図と立体の作成>
大問1は、立体の作成に関する問題でした。2021年度の大問2と同様で、最近の東大附属の問題傾向通りです。問題自体は2021年度に比べると大変シンプルですが、正六角形を自分でコンパスと定規で作図しなければならないところが、大変だったかもしれません。
また、展開図を描き、切り取り、立体を作成するのは、かなり順序だてて早目に手を動かさないと時間切れになる可能性もあったと思われます。
【大問2】<立体の作成と紐の結び方>
大問2は、円柱の作成と紐の結び方の問題でした。前回の紐の結び方の出題は2009年度ですので、10年以上振りに出題されました。問題の難度自体は高くありませんが、自分で作成した立体を壊さぬよう、二手三手先を読んだ行動が求められます。
問題の難度は大問1より大問2のほうが易しいので、場合によっては大問2をはじめに取り組み完成させたうえで大問1に取り組んだほうが、高得点を獲得できたのではないでしょうか。
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