公立中高一貫校の受検

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都立中高一貫教育校とは

6年間の一貫教育の中で、社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得て、将来のリーダーとなり得る人材を育成することを目的とする学校です。

都立中高一貫教育校が
目指す教育

(1)6年間の一貫した教養教育を行うことで、総合的な学力を培うとともに、個の確立を図り、生徒の個性や創造性を伸ばします。

(2)使命感・倫理観、社会貢献の心、日本人としてのアイデンティティなど、これからの日本人に求められる資質を育てます。

(3)教養教育を重視しながら各校が特色ある教育を行うことを通じて、社会の様々な場面、分野で信頼されるリーダーとなり得る人材を育成します。

教科書
合格のためには適性検査専門
の対策が必要

例年高倍率の入試が続く都立中の合格を手にするためには、適性検査に特化した専門の対策が必要となります。
enaでは本科授業での適性検査対策の他、日曜特訓や直前特訓、対策合宿などの特別講座、enaオリジナルの各種模試、作文添削など、他とは一線を画す充実の対策を行っています。また、都立中学校の先生をお招きした講演会を毎年開催し、入試報告会や保護者会等でena独自の視点で合格法をご説明するなど、豊富な情報をお伝えしています。
公立中高一貫校を知り尽くしたenaの指導に、今後ともご期待ください。

小5・小6では文系・理系・作文に分かれ、適性検査や作文でしっかりと得点するためのポイントがわかりやすくまとめられています。
文系・理系はカラーで見やすく、都内公立中高一貫校の過去問やその類題が効果的に組み込まれています。enaの教務力を結集せた、合格へと直結するテキストです。

都立中適性検査概況

適性検査とは・私立中入試との違い

都立中などの公立中高一貫校においては、いわゆる「入学試験」は行われません。中高一貫校で過ごす前期3年間は、義務教育の期間に該当します。義務教育期間の指導を行う公共機関ですから、「あなたは学力が不足しているから、入学を許可しません」とすることを認められていないためです。このため、公立中高一貫校では、「学力検査」ではなく、「適性検査」を行い、6年間の一貫教育に「適性」があるかどうかをみて、該当する受検生に入学をしてもらう、という形式を取っています。

「適性検査」というと、就職試験や運転免許を取得する際など、様々な場で必要なデータを取得するために多様な形式のものが行われています。公立中高一貫校においては、「小学校6年間の学習内容」を基にした、思考力、判断力、表現力を問われる出題内容となっています。いわゆる性格診断や、気質を確認するような問題などは出題されず、実質的に学力を問われる問題が出題されます。

結局学力が問われるのであれば、私立中の入学試験と変わらないのか。そこには、大きな違いが2つあります。1つは、一般的に算国理社の4教科、あるいは算国の2教科で行われる私立中の入学試験に対し、公立中高一貫校の適性検査では学校の授業のような科目立てがないことです。多くの場合、科目の垣根を越え、教科複合型の出題となっています。公立中高一貫校適性検査の黎明期には、「イチゴの断面図を書きなさい」や、「4分音符の音の長さを1としたとき、次の音符の音の長さを数字で表現しなさい」など、家庭科や音楽といった実技教科の内容まで含んだ出題がなされたこともありました。そこから年々出題内容は洗練されていき、現在では算国理社の4教科を中心としたものに落ち着いてきています。特に、都立中においては、大問ごとに明確に教科が切り分けられ、初期の問題よりも対策を行いやすくなっていると言えます。もう1つは、先ほどの「入学試験」を行わないことと同様に、義務教育を行う機関であるがゆえに、明確に「小学校6年間の学習内容」の範囲内からしか出題をしてはならない、という制約です。私立中の入学試験に向けての勉強においては、小学校の学習では触れられない内容を学んでいくことが必要な場合があります。例えば算数においての特殊算、あるいは理科や社会においての小学校の授業では触れることのない用語の暗記などです。こういった「小学校6年間の学習内容+α」が求められる私立中の入試に対する得点力を高めていくには、多くの場合、塾などで「+α」を学んでいく必要があり、かつ、より上位の学校を目指そうとすればするほど、より早い時期からそういった勉強をスタートしなければなりませんでした。このような過熱した受験競争とは異なる流れで入学者を選ぶ、という観点から、公立中高一貫校の適性検査はスタートしています。問題を解くうえで「+α」は求められず、あくまで「小学校6年間の学習内容」を身に付けていれば、あとはそれらを複合して考える「思考力、判断力、表現力」の勝負となるのが、公立中高一貫校の適性検査なのです。

都立中の適性検査・私立中の適性検査

都立中の適性検査は、学校ごとに適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱの2つ、ないしは適性検査Ⅲを含む3つの検査となっています。適性検査Ⅰは文章読解と作文という国語系、適性検査Ⅱは大問3題の検査であり、大問1は算数分野、大問2は社会分野、大問3は理科分野の出題となっています。区立九段中を除く都立中10 校は問題を共同作成する仕組みを採用しており、この「共同作成問題」と「独自作成問題」の組み合わせにより、各校の適性検査が作られます。適性検査Ⅲは大問2題の理系の問題であり、大問ごとに算数分野、理科分野のいずれを出題するかは、学校ごとに異なります。区立九段中を除く都立中10校は問題を共同作成する仕組みを採用しており、この「共同作成問題」と「独自作成問題」の組み合わせにより、各校の適性検査が作られます。

現在の都立中の適性検査の問題は、他の道府県の適性検査の問題と比べても質が高く、問題の作られ方に独特の文化があります。また、東京都には全国の中で最も多くの私立中も存在していますが、これらの学校の中には入学試験の問題として適性検査を実施する学校も大変多くなっています。そういった学校の多くはこの独特な都立中の適性検査の問題を参考に作られており、都立中を第一志望とし、適性検査に向けた勉強をしている受検生が、第二志望、第三志望として私立中を受験することもできるようになってきています。

都立中・区立中 入試の流れ

都立中・区立中 入試の流れ

報告書点・適性検査の配点比率

都立中一般枠の入学者決定は、小学校の成績(報告書点)と例年2月3日に行われる適性検査の得点の総合点で決められます。報告書点は小5と小6(九段中は小4・小5・小6)の9科目の成績を点数化して算出されます。これは小学校で期ごとに配布される通知表(あゆみ)がそのまま適用されるのではなく、学年教科ごとに三段階の点数を小学校の先生に改めてつけてもらいます。報告書は密封された状態で都立中へ提出をしますので、受検生自身や保護者の方は、これが何点だったのかを知ることはできません。報告書上の数値は、さらに学校ごとの計算式によって点数が算出され、適性検査との合計点で合否が決まります。報告書点と適性検査の配点比率は、以下の資料(報告書点と適性検査の配点比率)をご参照ください。

報告書点・適性検査の配点比率
勉強する様子

2023年度入試 適性検査の実施概要

学校名 適性検査Ⅰ 適性検査Ⅱ 適性検査Ⅲ
作文 大問1(算数) 大問2(社会) 大問3(理科) 理系
桜修館 独自 独自 共同 共同
大泉 共同 共同 共同 共同 独自
小石川 共同 共同 独自 共同 独自
立川国際 独自 共同 共同 共同
白鷗 独自 共同 共同 共同 独自
富士 共同 共同 共同 共同 独自
三鷹 独自 独自 共同 共同
南多摩 独自 共同 共同 共同
武蔵 共同 共同 独自 共同 独自
両国 共同 共同 共同 共同 独自

都立中の沿革と受検倍率推移

都立中は2005年(平成17年)の白鷗高附属中学を皮切りに順次開校し、現在では区立九段中を含めて11校存在します。都立中には中等教育学校型と併設型の2種類が存在しますが、いずれの学校も、既存の都立高校を母体とし、その下に中学校を附帯させることにより開校しています。学費も受検料も安価であり、適性検査の問題の性質もあり、開校当初はほとんどの都立中が爆発的な人気を見せ、倍率は2桁に上るほどでした。

また、以前は適性検査の問題自体が学校側においても受検生側においても未知数な部分が多く、正解できる問題が少なかったり、記述問題の得点の基準の曖昧さがあったりしたことにより、特に対策をしていない「とりあえず」の受検層が合格を勝ち取っていくこともありました。しかし、年々適性検査の出題方法や出題内容が洗練・収れんしていき、それにより適性検査への対策を効果的に行うことができるようになるにつれ、本気で都立中の合格を望んでいる、十分に準備を積んだ受検生たちが合格者の大半となっていきました。それに応じて「とりあえず」の受検層は年々減少し続けてきました。また、同時にそういった受検層は前年の各都立中の大学進学実績に応じて志望校を決定することが多く、大学進学実績で受検者の分布が決まり、年度ごとの各校の受検難度・受検倍率の変動が大きい、という傾向がありました。この傾向も年々弱まり、現在では大学進学実績と受検倍率の相関関係は以前よりもずいぶん小さくなりました。最も遅いタイミングに開校した4校でもすでに開校から10年を越え、それぞれの学校の指導の様子や通っている生徒たちの評判も広がり、大学合格実績などの結果としての数値だけでなく、学校の中身を見て志望校が決定されることが多くなっています。

それでも、都立中全体の倍率は私立中入試や高校入試などと比べて著しく高い数値であること、反面、そういった附属校のある都立高校では倍率が低くなっていた状況から、2021年度には武蔵高附属中と富士高附属中、2022年度には両国高附属中と大泉高附属中が高校募集を停止し、中学募集の定員枠が拡大されました。2023年度には白鷗高附属中が高校募集を停止し、これにより、併設型の全ての都立高附属中においての高校募集が終了しました。これらの都立中は、いずれも定員枠が1クラス分拡大され、東京都教育委員会の狙い通り、倍率は低下しました。都立中全体としての倍率が緩和され、以前よりも勝ちを狙いやすい勝負になっていると言えます。

都立中の沿革

都立中受検状況
(帰国・特別・九段中区内枠除く)

受検倍率推移

都立中応募倍率推移
(帰国・特別・九段中区内枠除く)

都立中の大学進学実績

都立中は小石川中・武蔵高附属中を筆頭に、難関国公立大学への合格実績において大きな存在感を示しています。都立高校には、都立中と同じく様々な学習指導上の特権を与えられている進学指導重点校があり、日比谷高校、西高校をはじめとして以前からの名門の高校が名を連ねます。それらは大学進学実績において輝かしい実績を誇りますが、都立中もそれに引けを取らない実績となっています。上項にもある通り、2023年度より全都立中が併設型から中等教育学校型へ移行し、中学募集のみとなったため、同学年当たりの学習状況が統一されることで、これらの学校での後期3年間の指導がこれまでよりもさらに効率化され、今後の大学進学実績において、より飛躍することが期待されます。

2023年度都立中高 難関4大学・国公立医学部合格者数

                                                       
学校名 卒業生数 東大 京大 東工大 一橋大 国公立医学部 難関4大学+
国公医合計
合格率
●武蔵 (109) 9 2 7 10 3 31 28.4%
★日比谷 314 51 4 3 9 13 80 25.5%
●小石川 153 16 1 6 11 3 37 24.2%
★西 312 17 18 10 20 7 72 23.1%
★国立 318 10 17 16 22 6 71 22.3%
●両国 (120) 6 2 3 3 6 20 16.7%
●富士 (114) 2 1 8 3 1 15 13.2%
★戸山 312 9 6 9 9 8 41 13.1%
●桜修館 156 1 5 3 6 3 18 11.5%
★青山 272 2 5 5 13 0 25 9.2%
●三鷹 155 5 1 4 1 2 13 8.4%
●立川国際 145 3 2 2 1 2 10 6.9%
★八王子東 310 2 3 6 8 2 21 6.8%
★立川 373 3 5 5 9 1 23 6.2%
●九段 147 1 1 4 1 1 8 5.4%
●白鷗 (148) 1 1 3 2 1 8 5.4%
●南多摩 151 2 1 3 1 0 7 4.6%
●大泉 (96) 0 0 0 0 2 2 2.1%

※上記の合格者数は、各学校ホームページや雑誌等の掲載情報に基づき、作成しています。合格率は、2023年度大学入試における上記4大学・国公立医学部の合計合格者数を、卒業生数で割って算出したものです。

★都立進学指導重点校

●都立中高一貫校

※上表の( )のついた数字について…都立中高一貫校のうち、 武蔵・大泉・両国・白鷗・富士の卒業生は高校入学数 (78) を抜いた数字です。

入試対策

都立中合格には適性検査専門の対策が必要

適性検査で求められる力

1

読解力

(問題に正対して読み解く力)
2

記述力

(時間内に書ききる力も含む)
3

計算力

(数理処理の力)
4

論理的思考力・試行力

(作業を通じて答えを見つける力)

適性検査で合格点を取るためのenaの指導

オリジナル教材PERSPECTIVE

適性検査に対応する

オリジナル教材PERSPECTIVE

小5、小6は文系、理系、作文にテキストを分け、適性検査に特化した対策を行っています。文系、理系はカラーで見やすく学習しやすい構成です。また、1日単位で年間のカリキュラムを管理し、効率的な学習を実現しています。

日々の学習

日々の学習

小3・小4は計算問題と国語の穴埋め問題(要約力養成)、小5・小6は計算問題をまとめた「日々の学習」を毎月配布しています。各学年確認テストも実施。解説動画もあり、自身で理解度を深めていくことも可能です。

都立中合判

都立中合判

都内最大の都立中合格判定模試です。都立中合格実績No.1のena教師陣が、これまでの都立中適性検査を分析し、オリジナルの問題を作成します。九段中を含む都立中11校、および東大附属中、東京学芸大附属国際中、お茶の水女子大附属中を含めた全14校のうち、最大3校の合格判定を行います。

都立中学校別対策

都立中学校別対策

日曜特訓 直前特訓 学校別合判 学校別合宿

通常授業とは別に開講する日曜特訓、直前特訓では、学校別のコース設定で各都立中に特化した対策を行います。また、共同作成問題を踏まえて学校別に適性検査のパターンを分け、第一志望校に特化した合格判定を行う学校別合判も実施しています。さらに、専用の合宿場で行う合宿特訓では、学校別を含めた都立中対策合宿を年間に多数実施しています。

講演会・受検資料・過去問題集

講演会・受検資料・過去問題集

都立中に強いenaだからこそお伝えできる情報を、各種講演会、受検資料等でお伝えしています。また、都立中の過去問題を収録し、ena教師陣が執筆した解答解説と解答用紙も加えたena独自の過去問題集、通称「金本」も作成しています。都立中入試における絶対的な存在として、enaは今後も様々な情報を発信していきます。

正しく書くための「作文ルール」入門

形式

作文で表記上の間違いは一つにつき何点かの減点をされます。表記が正確で「読みやすい」文章を書けるように練習することがとても大切です。
(1)文字 符号もふくめ「一マス一文字」で書きましょう。
(2)漢字 学年に応じて習った漢字を使って書きましょう。
(3)誤字・脱字・重ね字 気づかないで字を間違えてしまうこともあります。書いたら読み返すようにしましょう。

原稿用紙のルール

(1)行の頭には置かない符号 かっこを閉じるときの 」 』 )や、句読点の 、 。 (※縦書きの場合は右図を参照)
(2)段落の作り方 150字以上の文章を書くときは、特に指示がない場合は段落を設けたほうがよい。
【減点の対象となるもの】 (×)無段落(字下げや改行をしない)(×)内容にそわない切り方 など

形式
作文用紙

誤った使用例

生徒
項目 誤った使用例と正しい例  (○)正しいもの  (×)間違ったもの
(1)おくりがな (×)必らず →(○)必ず (×)考がえる →(○)考える (×)話しを聞く →(○)話を聞く (×)再たび →(○)再び
(2)かなづかい (×)かたずける →(○)かたづける   (×)使いずらい →(○)使いづらい  (×)せざるおえない→(○)せざるをえない
(×)一人づつ →(○)一人ずつ   (×)みじかな人 →(○)みぢかな人
(×)思ったとうり→(○)思ったとおり  (×)そうゆうこと→(○)そういうこと
(3)文中符号 「 」( ) 。 、 など一マスを使って書く。
(4)主語と述語 (×)私の夢は、スポーツ選手になりたい。→(○)私の夢は、スポーツ選手になることだ。
(5)修飾語の係り受け (×)すごい 大きい夢だね。→(○)すごく 大きい夢だね。(×)明日は絶対晴れるだろう。→(○)明日はきっと晴れるだろう。
(6)畳語・同語反復 (×)期待して待っていた。  →(○)期待していた。 (×)いまだに未完成だ。→(○)未完成だ。
(×)何度も、父は同じことをよく言う。→(○)父は同じことを何度も言う。
(7)話し言葉の使用 (×)勉強がすべてじゃないの、なんて思ったり。→(○)勉強がすべてではない、と思う。
(8)接続詞として「なので」 (×)作文は苦手です。なので、書きたくありません。→(○)作文は苦手です。だから、書きたくありません。
(9)慣用表現(ことわざなど) (×)気の置ける友人→(○)気の置けない友人 (×)的を得た質問→(○)的を射た質問
(10)同じ接続詞の反復 (×)「そして~。そして~。」「しかし、~。しかし、~。」
(11)同じ接続助詞の反復 (×)「~ので、~ので、」「~けれど、~けれど、」と繰り返す
(12)常体と敬体の混用 (×)「だ・である」調と「です・ます」調を混ぜる
(13)ら抜きことば (×)明日は来れますか。→(○)明日は来られますか。 (×)めったに見れない場面→(○)めったに見られない場面
(14)「~たり…たり」 (×)「読んだり書いて覚える」→(○)「読んだり書いたりして覚える」
(15)算用数字・単位など (×)100kmを走る→(○)百(一〇〇)キロメートルを走る
(16)形式名詞など (×)「~した事・物・時……」→(○)「~したこと・もの・とき……」  (×)「△△と言う名の人」→(○)「△△という名の人」