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広報誌『学』Vol.17

PICKUP 対談
河端真一 × 森下竜一
重症例が少なくても 子どもたちも油断禁物
河端本日は森下先生に新型コロナウイルスに関する情報について、読者に代わっていろいろとお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
森下こちらこそよろしくお願いいたします。
河端最初にお聞きしたいのは、10代の子どもたちの感染に関してです。我々は学習塾を経営しており、多くの子どもたちをお預かりしているのでとても気になっています。これまで日本において10代の年齢層からは感染者こそ出ていますが、重症化した人はほとんどいません。確か死亡者も0人です。こうした傾向をどう見られていますか。
森下確かに10代に限らず30代以下は重症化する方も亡くなった方も少なく、重症化する方のほとんどが50代以上というはっきりした傾向が見られます。ただし、その要因についてはまだまだ研究段階であり、確かなことは現状わかっておりません。
河端免疫力が関係していたりするのでしょうか。
森下人の免疫力のピークは大体18歳から20歳ですから、免疫力の高い時期と重なってはいますが、さらに低年齢層でも重症化していないので、どうも免疫力が要因ではないようですね。
河端とはいえ、重症化しないからと安心してはいけませんよね。
森下もちろんです。たとえ重症化しなくても感染した場合は後遺症が残る可能性があります。肺の機能が落ちたり、血管系の炎症によってしもやけのような状態になったりなど、後遺症も様々。中には完治したからとスポーツを再開してみると明らかに体力が落ちていたという症例も聞いています。重症化しないのなら感染しても大丈夫とは決して思わないでいただきたいです。
河端その一方で重症化された方は、ICU(集中治療室)に入って1ヶ月以上も治療が続くケースがあります。他の病気ではICU にそんなに長く入るイメージはありませんが。
森下そこがインフルエンザとは異なる部分ですね。インフルエンザは2、3日がピークですから、重症化してもICUでの治療は2、3日で終わります。しかし新型コロナウイルスは最低でも2週間、場合によっては1ヶ月の治療が必要です。実はこのことが医療現場の逼迫する大きな理由になっています。これはICUに限りませんが、治療期間が長引くため患者さんがどんどん増えてしまうのです。仮に2000床のベッドがあったとしても、毎日200名の患者さんが増え続ければ10日でいっぱいになります。机上の計算では入れ替わりが2週間なく増え続けるわけですから、医療施設は常に油断できない状態にあります。
河端ところで新型コロナウイルスに感染する原因と言いますか、メカニズムなどは、もう明確になっているのですか。
森下新型コロナウイルスは、人の細胞の表面にあるACE2(エースツー)と呼ばれる酵素と結合することで細胞内に侵入して感染することがわかっています。ACE2は受容体になるわけですが、全身の組織で発現しています。例えば肺に感染した場合に肺炎を、腸管の場合は下痢を引き起こし、さらに血管内の細胞に感染した場合は血管内に炎症を起こして血栓をつくるなど、感染した場所によって症状も様々です。またACE2は舌の表面にも多く発現するため、最近「飛沫」で感染が広がっている要因はここにあると思われます。
河端ウイルスは最初が武漢型、その後に欧州型と言われ、最近は東京型や埼玉型とも呼ばれるなど、変異を繰り返しているようですが、それと同時に弱毒化しているとの話も聞きます。
森下河端真一 × 森下竜一それはないと私は考えています。弱毒化と言われている根拠は、感染者が7月以降大きく増加したものの重症者の数が4月や5月に比べれば明らかに少ないことだと思われますが、重症者の少ない背景には、まずは感染者のほとんどが重症化のリスクが少ない若者であること、そしてもうひとつ、医療体制の充実があります。これは受け入れる設備面だけでなく、医師の対処の仕方自体が変わりました。最初は未知のウイルスに対して、どういう人が呼吸困難になって重症化するのか何も分からなかったわけです。今でこそ最初にCTで肺炎をチェックしますが、以前は肺のチェックをせず、呼吸困難を起こして初めて症状に気づくこともありました。新型コロナウイルスについて完全ではありませんが、少しは対処法が見えてきた部分があり、それが重症者の減少につながっているのが現状です。決してウイルス自体の力が弱まったとは思いません。更に、変異を繰り返しているのは確かですし、どこかで弱毒化どころか強毒化する恐れもあります。引き続きしっかりと研究する必要があります。
河端そうなると治療薬が待たれますが、一時期話題となったアビガンは、なかなか治療薬として認定されませんね。
森下アビガンはいくらかの効果があるとの話は聞いています。ただ話題になった当時の医療業界は現場の対応が精一杯で、じっくり治験して実証する余裕がありませんでした。今後あらためて認定される可能性はあると思います。現状日本国内で認定されているのはエボラ出血熱の薬であるレムデシビルとステロイド系の抗炎症薬であるデキサメタゾンの2種類です。
河端今後、治療薬も順調に開発が進むのでしょうか。
森下実は新型コロナウイルスには特殊な性質があり、治療薬などの開発に難しさを感じる点があります。治験にともなう動物実験を行う場合、例えばエボラ出血熱などは、ネズミに感染させるとそのネズミは死んでしまいます。それだけに薬の効き目もはっきり分かるのです。しかし新型コロナウイルスをネズミに感染させても何も起こりません。猿でも同じです。動物実験では症状がでないため効果の測定が難しいのです。人間の若者が重症化しないことも含めて、そこの理由が分からない。本当に不思議なウイルスです。
一番の感染経路は「舌」 感染予防にマスクは必須
河端新型コロナウイルスについて、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。例えばの数字ですが、ウイルスが体内に1万個入ると感染すると仮定した場合、100個や1000個のウイルスであれば感染しないということですか。
森下そうですね。ウイルスの量が少ない場合は、自然免疫によって自分の体でウイルスを排除できる機能があるので、一定量に達しなければ感染しないという考え方で良いと思います。
河端感染した人が自覚症状のないまま、自然免疫で完治されるケースもあるのでしょうね。
森下結構いらっしゃると思います。データ上では発症した人の約8割が軽症あるいは無症状ですから。ちなみに発症した人の残り約2割が中等症の方で、その約5%が重症化し、うち約半分の方が亡くなるとされています。重症化とは、自分で呼吸ができず酸素を体内に取り込めないため人工肺(ECMO/エクモ)を必要とする方々のことです。そんな重症化の方々のうち、エクモにつながれた方の半分が助かると言われています。これはエクモが重症者に行き渡っていての数字ですから、もしエクモの数が足りなければ亡くなる方はもっと多くなります。ニューヨークで死者が一気に増えたことがありましたが、エクモの不足が原因でした。いわゆる医療崩壊です。
河端無症状の若者が重症化リスクの高い高齢者に感染させ、その結果重症者が増えていくのが最悪のシナリオですね。しかし無症状では防ぎようがありません。
森下その通りです。非常に防ぐのが難しいです。しかも、ウイルスが最も感染しやすいのは症状の出る1日前と言われています。つまり熱が出てから人と会わないようにしても手遅れなのです。実際に感染者の半分ぐらいの人は症状の出る前の人からうつされています。無症状の若者が危ないと言われるのはこのためです。
河端我々はどのように感染を予防すればよいのでしょうか。
森下感染経路として一番多いのが「舌」です。会食時は当然マスクも外しますし、会話する際に飛沫感染するわけです。逆に言えば通常時はマスクをするだけで感染リスクはかなり軽減できると思います。
河端小さなウイルスですからマスクを通してしまいそうですが、本当に空気感染はしないのですか。
森下空気感染は大丈夫です。よく混同されるのがエアロゾル感染ですが、これは空気中に浮遊する粒子にウイルスが付着して体内に入ることを危惧されているのですが、この粒子の大きさであればマスクで止めることができるのです。
河端それと、よく「集団免疫」と聞きますが、これはどのような状況を言うのですか。
森下一度感染した人は体内に抗体を持つため二度目はかからないと考えられており、一般的に7割の人が抗体を持っていれば、残り3割の人の間だけではウイルスは増え続けることができず収束に向かうとされているものです。
河端確かスウェーデンで実施していましたね。
森下ええそうです。しかし、実際には抗体を持てた方は10%にも満たず、逆に感染者が増えても経済活動を一切止めなかったため、その結果、死亡率がかなり増えてしまったようです。
河端日本ではちょっと考えられない政策ですね。
森下そうですね。しかもスペインの保健省から新型コロナウイルスの抗体は3ヶ月程度で減少するとの研究結果が発表されました。インフルエンザの抗体で約1年、また数年間抗体が持続するウイルスもあることを考えても3ヶ月は短いと思います。
河端これでは集団免疫による戦略は難しそうですね。
森下その通りですね。新型コロナウイルスは、症状の出にくいウイルスだと思われるので、その分ウイルスの量が少なく、抗原自体が少ないため抗体もできにくいのかもしれません。大阪大学の病院に入院した患者さんを調べると抗体はできているものの、ウイルスの感染を防いでくれる善玉抗体(中和抗体)ができていない例があります。一度かかると安全という認識は持たない方が良いのかもしれません。
河端河端真一 × 森下竜一素朴な疑問になりますが、例えばワクチンが完成した場合に、日本人の7割の人にワクチンを打ってみんなが抗体を持てば、集団免疫となりウイルスを収束させることができるのでしょうか。
森下理論上はそうですね。我々が開発中のワクチンの効果も3ヶ月よりは長く続くと思いますし。ただその場合、通常ならワクチンは重症化の恐れのあるお年寄りに早く投与すべきですが、集団免疫を目指すのであれば、あえて副作用のリスクの少ない健康な若者を中心に投与するなど、政府の明確な政策が必要になるでしょうね。
安全なDNAワクチン 目標は来春の実用化
河端ではいよいよワクチンについて聞かせていただきたいと思います。ワクチンの開発は、今どのような状況ですか。
森下河端真一 × 森下竜一世界中で「競争」が進んでいます。最も進んでいるのがイギリスの製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大学が共同で進めているウイルスベクターワクチン、2番手がアメリカの製薬会社モデルナのRNAワクチン、次いでアメリカのファイザーや中国勢といったところでしょうか。
河端日本もワクチンの確保のためにイギリスやアメリカと交渉中のようですね。
森下そうですね。ただアストラゼネカなどは、副作用などが出ても免責を認め、日本政府が保障することや日本での治験の省略など、かなり無理な条件を突き付けてきているようです。実はアストラゼネカのウイルスベクターワクチンは、弱毒化させたアデノウイルスという風邪のウイルスに新型コロナウイルスのSたんぱく質の遺伝子を組み込んで細胞に侵入させるのですが、弱毒性とはいえウイルスを体内に入れるため、かなり高い確率で発熱や倦怠感、肝機能障害などの副作用が出ると言われています。
河端ワクチンは健康な人がウイルス予防のために打つものですよね。せっかく健康なのに副作用の恐れが高いものを使うのはどうなのでしょう。
森下河端真一 × 森下竜一副作用よりもまずは根本の病気への効果を優先する傾向が欧米にはありますね。
河端では、日本のワクチンの開発状況はいかがですか。
森下日本国内では、我々大阪大学とアンジェスとが共同開発を進めているDNAワクチンが一歩リードしています。6月30日から大阪市立大学病院で30名に治験薬の投与を行っており、その結果によって10月頃からは対象を500名規模に広げて最終的な治験を行う予定です。そこでウイルスの感染を防ぐ善玉抗体ができて、その抗体のレベルが感染して治った人が持つ抗体と同等のレベルになれば、ワクチンとしてほぼ完成となります。
河端既に人に投与するなど、本格的にプロジェクトは進んでいるわけですね。DNAワクチンは、先程話に出ました副作用など、安全面はどうなのですか。
森下DNAワクチンは、アデノウイルスなどのウイルスを使った方法と異なり、裸の遺伝子そのものを利用するワクチンです。遺伝子を運ぶのにウイルスを利用していませんし、新型コロナウイルスの病原体そのものを体内に投与することはなく、ウイルスの遺伝情報しか使わないので安全性は高いと言えます。何より日本では薬の効果が高くても副作用が強ければ認められません。その辺りは強く意識していますし、自信を持って取り組んでいます。
河端なるほど。それにしてもこんなに早くワクチンが形になり、既に治験まで始まっているなんてすごいですね。
森下アンジェスには昨年、国内初の遺伝子治療薬となる血管再生作用を持つ「コラテジェン」という薬を開発し、厚生労働省から承認を受けた実績があります。その際にプラスミドDNAと呼ばれる環状の遺伝子を使ったのですが、その技術を今回の新型コロナウイルス感染予防のワクチンにも応用しています。プラスミドDNAによって体内にたんぱく質が作られ、これが抗原となり免疫が得られる仕組みです。
河端とても順調そうで期待が高まりますが、現段階で不安点はないのですか。
森下唯一の懸念点は、他の開発中のワクチンも同じだと思いますが、抗体が完全な形ではなく、中途半端にできてしまうことです。そうするとかえってウイルスの感染が増えてしまう可能性があります。抗体依存性免疫増強(ADE)と呼ばれるのですが、これは動物実験だけでは正直わかりません。その辺りは治験を通じて、しっかり確認していく予定です。
河端ここまで開発が進んでいるお話をお聞きすると、我々の手元にいつ頃届くのかがとても気になるのですが。
森下プラスミドDNAは大腸菌の培養とともに増やすことができます。大腸菌を増やすための例えばビール工場の巨大なタンクのようなものがあれば、どんどん生産することが可能です。すでにタカラバイオとの提携により、年内100万人分の製造は見えています。うまくいけば来春の実用化も可能になるかもしれません。そのためにも治験でしっかりと結果を出していきたいです。
何事もゼロリスクはない リスクヘッジが重要
河端これから我々は新型コロナウイルスと、どう付き合っていくべきでしょうか。
森下私が今、最も恐れているのは秋から冬にかけてインフルエンザと新型コロナウイルスとの流行が重なることです。発熱した場合、どちらに感染したのか現状では見分けがつきません。万一同時に流行したときは、一旦は全ての症状を新型コロナウイルスと仮定して診察することが必要になります。そうしないとその病院内に新型コロナウイルスの感染が一気に広がる恐れがあるからです。熱が出た場合は最初にPCR検査を受け、陰性であればインフルエンザの治療という流れになりますが、PCR検査に時間を要することを考えると病院側にとっても患者さんにとっても大きな負担になります。
河端新型コロナウイルスの影響で昨季は大幅に減ったとはいえ、インフルエンザの感染者数は日本国内で700万人を超えていますからね。
森下これから先、考えなければならないのは何事もゼロリスクはないということです。PCR検査も万能でなく、偽陰性があったり、感染初期は陽性にならないなど、せいぜい8割程度の診断しかできません。ですので、これからは企業や学校を含めて、自己防衛、リスクヘッジが大切になります。学習塾も多くのお子様を預かる以上、ある程度のリスクヘッジは必要になるのでしょうね。
河端enaでは緊急事態宣言が発令されていた時期は、国あるいは都からの要請にはしっかり従う方針で動いていました。自粛期間中は通塾を完全にストップしてオンラインによる映像授業を行い、緊急事態宣言が解除され、都の休業要請がクリアになってから通塾を再開しました。また同時に企業努力としては、例えば夜の街への出入り禁止は当然ですが、社内の隣の席の人との会話もメールを使うなど、感染予防は徹底しています。宿泊をともなう夏期合宿前には森下先生にも監修をいただき、参加教師全員に抗体検査を行いましたし、通塾される生徒全員にもマウスシールドを配布するなど、万全の体制で生徒さんを迎えています。
森下抗体検査は、直前1週間の陰性の証明にはなりませんが、感染しない生活を送っている方であれば、ほぼ陰性ということを証明できます。ゼロリスクはないですが、そこまでしっかりしていただければ、親の立場でもお任せしたいと思えます。
河端さすがに今年の夏期講習に関しては、生徒たちの参加は少なくなるかなと覚悟していたのですが、最終的な申し込みは例年より増えていて私も驚きました。企業努力が認められた結果だと受け止めています。
森下現在はアフターコロナやニューノーマルの時代と呼ばれていますが、私はさらに一歩先に「NEWニューノーマル」とも呼べる次の段階があると考えています。リモートワークやオンライン授業もそうですが、もうコロナ前の状態には戻れません。満員電車での通勤もなく、家にいながら仕事や勉強ができるなど、働き方、学び方、いわば生き方に選択肢が増え、一人ひとりが自分に合った生き方を選べるようになる。そんな時代が来るような気がします。
河端そうですね。個人ではなく企業単位で考えても、例えば学習塾業界でも今回の新型コロナウイルスに関する対策では明暗が分かれました。感じたのはスピード感です。状況の変化にいかに迅速に対応できるか。オンライン授業にしても即決して始めた塾と、少し周りの様子をうかがっていた塾とでは大きな差がつきました。これからは業界全体ではなく、同じ業界の中でも格差が生まれていくのかもしれません。
森下世の中の価値観も大きく変わっていきそうです。
河端それにしても新型コロナウイルスの件では、医療従事者の方々の大変さが本当にリアルに我々にも伝わってきましたが、それでも医学部を目指す若者は多いのですね。
森下少し人気が高すぎるかなと私も感じていました。でもこんなにやりがいのある仕事はないと本当に考えています。働いてお金をいただきながら人に感謝される仕事はそんなに多くないと思うのです。確かに大変な状況でしたが、今回の件で世の中がパニックになっているときも医療に関わる人間であれば「俺の出番だ。俺が何とかしてやる」と、気持ちが高ぶったのではないでしょうか。またそう考えられる人に医学の道を進んでいただきたいです。
河端これから新型コロナウイルスは収束に向かうのでしょうか。
森下治療薬やワクチンも1年、2年先には十分な量が出揃うのではないでしょうか。ただ悲観的ではなく、客観的な考えですが、かなり高い確率で数年以内には、また新しいウイルスが誕生し、今回のような騒動を引き起こすと思います。世界がグローバル化する背景もあり、地球上が狭くなっているため、今回もそうでしたが一度流行が広がるとあっという間です。国家間の水際で防ぐのは無理なのです。
河端森下先生の挑戦もまだまだ続くわけですね。
森下河端真一 × 森下竜一まずは新型コロナウイルスのワクチン開発ですが、私は日本で自国のワクチンが開発されることの意義が大きいと考えています。日本ぐらいの先進国であれば多少の国難であれば自国で解決する必要があると思うのです。そうしないと国際競争に勝ち負けする以前に参加できません。イギリスとのワクチンの交渉ではありませんが、他国に頼っているだけでは足元を見られるだけですから。
河端ワクチン開発の早期成功を大いに期待しています。本日はありがとうございました。
森下ありがとうございました。
(対談日2020年7月28日)
森下 竜一(もりした りゅういち)
1962年岡山県生まれ。大阪大学大学院医学系研究科寄附講座教授。1991年大阪大学医学部老年病講座大学院卒業後、米スタンフォード大学客員講師、大阪大学助教授を経て現職。日本血管認知症学会理事長など各学会の理事を務めるほか、内閣官房健康医療戦略室戦略参与、大阪府・大阪市特別顧問を務める。1999年12月に株式会社メドシーン(現アンジェス株式会社)を設立。2002年9月東京証券取引所マザーズに上場。著書に『アルツハイマー病は脳の糖尿病だった』(青春新書インテリジェンス)、『新型コロナの正体―日本はワクチン戦争に勝てるか!?』(ビジネス社)、『機能性食品と逆メソッドヨガで免疫力UP!』(エスクリエート)など。