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小学部本部

2.9 日刊ena小学部 -小6生と保護者の皆様へ-

投稿日: 2024.02.9 8:41 pm

こんにちは、ena小学部の青木です。

 

2024年度都立中適性検査合格発表日。

ena各校で、合格者も、不合格者も、たくさん出しました。

 

合格した皆さん、おめでとうございます。

合格したことを誇りに持つのではなく、合格できるだけのものを積み重ねてきた、ということに誇りを持ってください。

合格したことはゴールではありません。都立中に通うことは目的ではなく、その先のもっと大きな目的、夢のための手段のはずです。

そこへ向けての、歩みを止めないでください。

万が一、自分は誇りを持てるだけの積み重ねをしてきた自信がない、どうして受かったのだろう、という方がいる場合には、

その思いはその思いで抱えたまま、次はちゃんと走るべき時に走ることを忘れないでください。

やるべきときにやることをできずに先へ進むと、いつか大変なことになります。

 

今回、不合格となった皆さん、お力になれずに申し訳ありませんでした。

都立中の合格は決して低いハードルではありません。全力で走ればだれでも越えられるような易しいものではありません。

十分に力がついていれば、必ず合格できるほど、素直なものでもありません。

今回、残念な結果に終わってしまった方にも、校舎の中でだれよりも勉強してきた自信がある人がいると思います。

うぬぼれでなく、校舎で一番自分が賢かった自信がある人もいると思います。

でも、ふだんの実力だけで決まらないのが勝負事です。

高校受験でも、大学受験でも、部活の大会でも、就職採用試験でも、なんでも一緒です。

今回の悔しさは、必ず今後の人生での大きな糧となります。

合格させてあげられなかったのは、enaのせいです。悔しさをぶつけてもらって構いません。

ただ、そのあとででも、もっと自分があのときこうしていれば、などと残るものがあるのであれば、

その悔いを忘れないでください。

これまでの歴代の、同じように都立中の合格を勝ち取れなかった先輩たちの多くが、

高校受験でリベンジを果たしてきました。

今回受検した学校がどこであったとしても、

上には上の、それよりも上位の学校があります。

今回の悔しさや悔いを胸に、三年後に大きな花を咲かせましょう。

そのための手伝いをまた私たちenaにさせてもらえると嬉しいです。

 

そして、保護者の皆様、

受検までの長い闘い、本当にお疲れ様でした。子どもたちの日々の支えを、本当にありがとうございました。

本来であれば、立ち向かわなくてもよい中学受験、周りにはその道を選ばなかったご家庭もあり、それらが視界に入ってくる分、

色々と思うところもあったと思います。

しかし、皆様の支えの甲斐あって、子どもたちは今日まで走り続けることができて、私たちもここまで面倒を見させていただくことができました。感謝をしても、し尽せません。

日曜日に遊んでいる学校の友達を尻目に、机に向かい続けることがつらかったことは子どもたちも同じだと思います。でも、その道を選択し、歩み切ったからこそ得た成長が必ずあると私は信じています。中学受験をしていない私自身は、彼らと同じような集中力を彼らの歳で出すことはできなかったし、彼らのように、人生をかけた戦いを12歳の時点でしたことはありません。間違いなく、彼らの方が私よりも大人で、彼らが社会に旅立っていったときには、今回の経験を活かし、歩み続けていった先に、現在の私よりもはるかに立派な人間となっていると思います。

講演会などの場で、都立中受検は必ずしも合格で終われるわけではない勝負で、だからこそ、合否の結果だけでなく、人間的な成長をもたらす受検となるように指導をしたい、というお話をたびたびさせていただきました。今皆様の目の前のお子様が、そのようになってくれていたら、幸いです。同時に、仮にそうなっていたとしても、保護者の皆様の望みは合格という結果だったと思います。今回、合格で終わらせてあげることができなかった生徒の保護者の皆様におかれましては、本当に申し訳ございませんでした。許されるならば、高校受験でのリベンジのお手伝いを、私たちにさせていただきたいと思います。必ず、今回咲かせるはずだった花よりも大輪の花を咲かせて見せますので、もう一度、お子様たちと並走する時間をいただけると幸いです。

くりかえしになりますが、ここまでの数年間、本当にお疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。

 

ena小学部 青木繁和

“2.9 日刊ena小学部 -小6生と保護者の皆様へ-”への6件のコメント

  1. 川島 says:

    残念ながら、都立中に合格できませんでした。
    合格をいただいた私立中に進学します。

    本当に残念で、悔しくて、合格させてあげられなかったと子どもに申し訳ない気持ちです。

    不合格になり、あくまで通過点でしかない、将来幸せになってくれることが一番、頑張ったあなたを誇りに思うし、負け組ではないと子どもに伝えました。
    それでもやはり悔しくて、心が落ち着かず眠れず、そんなときブログを読ませていただきました。
    先生の言葉に救われました。
    今夜だけ思いっきり泣いて、また前を向いて進学する学校のいいところ、楽しいところを見つけていきたいと思います。

    2年半ありがとうございました。
    子どもの希望で、英語は続けて通います。
    enaを選んで良かったと心から感謝申し上げます。

  2. ena says:

    コメントありがとうございます。
    お力になれず、申し訳ありませんでした。
    本当にやり切れない思いだったと思います。私の言葉で少しでも落ち着いていただけたのでしたらよかったです。
    悔しくて泣けるだけの積み重ねがあったのであれば、きっとその成長量は今後のお子様を強くたくましくしてくれていて、
    これから先の勝負で大きなリベンジを成功させてくれることかと思います。
    引き続きのenaの通学、ありがとうございます。まずは最初の定期テスト、ぶっちぎりの成績を取ってもらいたいと思います。

  3. ena小6 says:

    立川国際中に合格することが出来ました。本当にありがとうございます。
    ですが私は一生懸命努力したとは言えません。サボったこともあります。その事がずっと心残りで合格しても心から喜べませんでした。
    ですがこのブログを読んで、次は逃げずに最後まで頑張ろうと思えました。
    中学でenaはやめてしまいますが、これからは立川国際中でちゃんと努力していこうと思います。本当にありがとうございました。

  4. ena says:

    コメントありがとうございます。
    その自覚を持てているだけでも、立派です。
    合格して、入学してからの方が、ある意味サボりやすくなります。
    たぶん、enaの宿題をサボったときよりも、叱られません。
    通っているだけで成績がガンガン上がる、ということももちろんありません。
    しっかり自分の意思を持って、六年間成長し続けるようにしてください。
    それができるように、なるべく具体的で、心から目指したいと思える目標や夢を持ってください。
    これまでたくさんの生徒が都立中に合格していってくれましたが、
    そこで勉強をしないで、かつそれを周りのせいにして、「あの子は合格できないほうがよかったのかもしれない」と思わされた子も複数いました。
    高校受験がない分、足を踏み外すと転げ落ちるのが3年でなく6年続き、悲惨なことになります。
    今回学んだことを、忘れないようにして、立国での6年間をしっかり「頑張って」下さい。
    最後に、合格おめでとうございます。この合格が、間違いなく良かったものだったと後で言えるように、
    全力で楽しんで、全力で成長する6年間を送ってください。

  5. かん says:

    すぎた記事にコメントして申し訳ありません。
    今回、都立に御縁がなかった者です。

    たくさんのena各校舎の方が、不合格になったのは私達の力不足です!と書かれていて、気持ちが軽くなりました。

    通っていた校舎からは、もう切り替えていてメンタルが強いですね!さすがです!とか、これまでの頑張りを褒めていただきましたが、ずっとモヤモヤ、なんだか他人事のように話されている気がして、スッキリしていませんでした。

    しかし、先に書かせていただいたように、実際そうでなくても、私達の力不足です!と、一緒に不合格を背負っていただいたような言葉を頂き、気持ちに寄り添って頂き、泣けました。
    たしかに私も子どもも前向きになタイプですが、受からなくて残念な気持ちはあります!すぐには消えません。なので、通っていた校舎のブログに同じような文章が載るのを待っていましたが、残念ながらありませんでした。

    なので、こちらに吐露させていただきました!

    一緒に悲しみを背負ってくれる言葉をくださった、各校舎さま、本当にありがとうございました。
    これで、本当のいみで切り替えられます!!

  6. ena says:

    コメントありがとうございます。
    合格のお力になれなかったこと、校舎の対応でもやもやさせてしまったこと、申し訳ございませんでした。
    受検の結果については100%enaの責任であり、校舎の対応については、ena本部の指導の責任です。
    頂いたご意見を基に、改めさせて頂きます。
    気持ちの切り替えに、わずかでも私の言葉が寄与できたのであれば幸いです。
    次の勝負の機会に、お子様がリベンジを果たし、大輪の花を咲かせることを願っております。

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