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「知っている」だけでは解けない、カレンダーの問題

投稿日: 2026.06.27 2:42 pm

「知っている」だけでは解けない、カレンダーの問題

ena高幡不動の柿澤です。先日実施された第3回都立中合判に、9月の祝日・休日を題材にした問題が出題されました。

テーマは、敬老の日、秋分の日、振替休日、国民の休日です。カレンダーを見ながら、2020年から2025年までの並びを手がかりに、2013年から2019年までの9月の祝日・休日を考えていく問題でした。

一見すると、日付を順番にずらしていけば解けそうに見えます。

たとえば、2020年の敬老の日は9月21日。2020年はうるう年なので、その前の2019年に戻すときは2日戻る。すると、9月23日になる。

ここで「よし、9月23日だ」と思ってしまうと、実は落とし穴があります。

敬老の日は、9月の第3月曜日です。2019年の9月23日は月曜日ですが、第4月曜日です。つまり、敬老の日にはなりません。

ここで立ち止まって、

「9月23日は第4月曜日だから違う。敬老の日なら、その1週間前の9月16日だ」

と考え直せるかどうか。

この一瞬の確認が、適性検査ではとても大切です。

正解は、2015年と2018年

この問題では、2013年から2019年までのうち、9月の国民の祝日・休日が3日間になる年を考えます。

正解は、2015年と2018年です。

2015年は、敬老の日が9月21日、秋分の日が9月23日です。その間の9月22日は、祝日と祝日に挟まれた日になるため、国民の休日になります。したがって、9月21日・22日・23日の3日間が休日になります。

2018年は、秋分の日の9月23日が日曜日です。そのため、翌日の9月24日が振替休日になります。敬老の日の9月17日、秋分の日の9月23日、振替休日の9月24日で、9月の祝日・休日が3日間になります。

適性検査は、身の回りのことから出題される

この問題のおもしろさは、特別な知識をたくさん覚えているかを問うものではないところです。

カレンダーを見る。曜日を確認する。祝日の決まりを読む。うるう年によるずれに気づく。第3月曜日という条件に戻って考える。

どれも、日常生活の中にあることです。

都立中の適性検査では、このような「身の回りのもの」を題材にした問題がよく出題されます。カレンダー、料理、買い物、旅行の計画、時刻表、地図、資料、グラフ。大人にとっては当たり前に見えるものでも、小学生にとっては、実際に自分で考えた経験があるかどうかで差がつきます。

大人にやってもらうだけでなく、自分で考える経験を

適性検査に強い生徒は、問題集だけを解いている生徒とは限りません。

家族旅行の計画を一緒に立てたことがある。

料理を手伝いながら、分量や時間を考えたことがある。

カレンダーを見て、自分の予定を確認したことがある。

学校行事や習い事の予定を、自分で手帳やカレンダーに書き込んだことがある。

そうした経験が、適性検査の問題を読むときの土台になります。

もちろん、小学生ですから、最初からすべてを一人で行う必要はありません。大人が手伝いながらでかまいません。ただし、いつも大人が全部決めて、子どもはそれに従うだけになってしまうと、問題の中で「自分で条件を整理する力」が育ちにくくなります。

「あれ?」と思って戻れる子が強い

今回のカレンダーの問題で大切なのは、9月23日という日付を出したあとに、もう一度条件へ戻れるかどうかです。

「月曜日だからよい」ではなく、

「第3月曜日なのか」

と確認する。

この小さな確認が、正解と不正解を分けます。

適性検査では、勢いよく解く力だけでなく、途中で「あれ?」と立ち止まる力も必要です。

ena高幡不動では、合判や学判の解き直しを通して、ただ答えを確認するだけでなく、「どこで条件を見落としたのか」「どこで戻って考えればよかったのか」を大切にしています。

今回の問題も、まさにその練習になる問題でした。

身の回りのことを、少しだけ自分で考えてみる。

その積み重ねが、適性検査の力につながっていきます。

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