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ena高校部 国立の校舎ブログ一覧

[ena高校部 国立] 高3 第1回「SS過去問演習会」 答案返却、はじめました(その3)

コメント数:0   投稿日:2025/05/03 22:18:40 

こんにちは、校長の福嶋です。

高3「SS過去問演習会」の続報です。

今回は一橋大についてコメントします。

 

【国語】

第1問が東大のように毎年同じパターンで出題されるわけではないので、安定して得点するというのが難しいところもあります。

今回は設問で問われていることを理解し損ねて完全な誤答を作る生徒が目立ちました。

対比を意識して思考すれば解答に必要な要素を簡単に得られたはずなのに、

本文にある言葉を使ってただまとめようとして失敗した生徒が実に多かったとのこと。

この衝撃は必ず次につながるはずです。

正しく設問を読み、自然な流れで思考を進める。

大島先生曰くの「自然な流れで思考を進める」こと。

これがどれだけの精度になっていくのかが本当に楽しみです。

一橋の国語の安定した勝ち方は、第2問の文語文と第3問の要約で点をとること。

今回初めて解いたという生徒も多かったので、東大ほど高得点をとっている生徒は少なかったです。

伸びしろしかないさ

久しぶりのフレーズ。すみません、ちょっとテンション上げすぎました。

 

【英語】

様々な種類の説明問題があり、前半の具体内容を説明する問題は得点できている人が多かったです。

一方で解釈の精度が足りなかった人は該当文の読み直しをするようアドバイスしました。

また、最後の抽象論を説明する問題はまだまだ練習が必要です。

一橋大高得点のカギはこのタイプの説明問題ですので、授業や過去問演習で鍛えていきます!

英作文はまだ論理的に物事を伝えるための文章を書き慣れていない人が多かったです。

これはここから練習してたくさんやりとりをしていくので心配なく!

まずは語彙力・解釈力の基礎力を徹底して高めていきましょう。

 

【数学】

入試本番でも大きく点数が分かれる科目です。

数学が大の苦手だったのに40%をとることができた生徒がいたことが懐かしく思い出されます。

出題分野に偏りがあり傾向が掴みやすいので、

その傾向に合わせて対策すれば、数学が苦手な人でも必要な点が取れるのです。

決して見たことがない問題ではない。

あとはどれだけ丁寧に思考を進められるか。

答案を見ながら、どう考えて、どこでつまずいて、どう解き進めていけばよかったか。

答案返却をしながら、そんな内容をフィードバックしました。

 

ということで、過去問を解き、現状と目標とのを実感してもらえたと思います。

そのをどんどん小さくしていきます!

ご期待ください。

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[ena高校部 国立] 現代文得点力アップのための「設問読解力養成講座」第1回

コメント数:0   投稿日:2025/05/02 23:30:16 

本講座の狙いは一つ。

現代文受講生全員の成績を上げ切ること。

国公立志望者は東大で合格者平均点はとること。

私立志望者は早稲田の法学部・文学部の選択肢問題は間違えても一問レベルにすること。

早ければ早いほど効果は上がりますので、高2・高1生はもちろん高校部に在籍する中学生のみんなも是非読んでください。

使用する問題は、実際の大学入試で出題された設問。

その設問の傍線部読解の練習を徹底します。

何事もそうですが、基礎基本の徹底は本当に大切です。

どんな時にも同じように考えて根拠を取れるようにします。

記念すべき第1回は、皆さんご存知の例題です。

私の授業の初回で必ずやる問題です。

ちなみに小学生でも中学生でも高校生でも常に同じです。

この例題を通じて、基本中の基本となる考え方を身につけてください。

次回以降、この考え方をベースとして進めていきます。

 

 

次の文を読んで後の問いに答えなさい。

子どものしつけに失敗したので、犬で取り戻そうとした。

問 傍線部「犬で取り戻そうとした」について。どういうことか説明しなさい。

 

この講座でやろうとしていることは、傍線部読解になりますので、あえて「子どものしつけに失敗したので」の部分は見ていないことにして考えていきます。

傍線部で考えることは一つ。情報を増やすことです。

情報を増やさないままに、ただ「どういうこと」かな? と問いかけながら本文を読んでなんとなくまとめる、

このやり方で常に正解が出せるという生徒はいないはずです。

情報を増やすためにやることは二つ。

1)不足している情報を調べる。

2)傍線部からわかる情報を考える。

 

1)の「不足情報」を考えます。

不足している情報を導くためにシンプルな問いかけを行います。

ズバリ、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」です。基本はこの四つ。

「どのように」「なぜ」は特殊なケースだと考えてください。必要な時は、その都度お伝えします。

今回の問いかけは、「何を」「誰が」です。

 

2)の「得られる情報」を考えます。

「得られる情報」というのは、そこに書いてあることから読みとることのできる別の情報のことです。

例えば「やっと安心した」と書いてあったら、長い間心配していたんだ、ということがわかりますよね。

「ドアを閉めた」だったら、最も単純なことで言えば、それまでドアは開いていたということがわかります。

また、ドアが自然に閉まったのではなく、誰かがその人の意志でとった行動だということがわかります。

このように、その表現のウラに隠れているものを意識するのです。

「取り戻す」ですから、元々持っていたものが何かの理由でなくなったということがわかりますね。

 

1)で問いかけた「何を」の答えは「失ったもの」「奪われたもの」だったことがわかります。

さらにわかることがあります。

それは「取り戻そうとした」という表現から見えてくることです。

よくわからないという人へのアドバイスです。

よくわからない時は、とりあえず反対のことを考えてみる。

この場合は「取り戻さない」「取り戻そうとしない」です。

どんなものだったら「取り戻そうとしない」ですか? と考えると見えてきませんか?

わざわざ「取り戻そうとした」のだから、その人にとって大切なもの、何らかの理由で取り戻す必要のあったものだったということがわかります。

 

もう一つ考えたいのは「犬で」という言葉です。

これも、先ほどと同じようにウラにあるものを考えます。

「犬で」「取り戻そうとした」のだから、他のものではないことがわかります。

他のものでうまくいかなくて、「犬で」「取り戻そうとした」のかもしれないと考えることも可能かもしれませんね。

さらに、「犬で」の「で」に注目しましょう。

助詞・助動詞をおろそかにしないことも本当に大切です。

・庭で遊ぶ。(場所)

・車で行く。(手段・材料)

・雨で中止になる。(原因)

・一時間で終わる。(時間・期間)

格助詞「で」の基本を挙げてみました。(他の働きもあるので辞書を引いてみるといいですよ。)

「犬で」「取り戻す」ですから、手段だとわかります。

ここまでを整理すると、「犬で取り戻そうとした」という傍線部は以下の通りに変化します。

誰かが、犬を使って(犬を手段として)、失ってしまった自分にとって大切な何かを取り戻そうとした。

これで、調べるべきことが抽出されます。

①「取り戻そうとした」のは誰か?

②「犬で(犬を使って)」具体的に何をするのか?

③失ってしまった自分にとって大切な何か、とは何か?

④そもそもなぜ失ってしまったのか?

傍線部の直前部にある「子どものしつけに失敗したので」を使うと、①②④は確実にわかります。

③は少し考える必要がありますが、親が子どものしつけに失敗したと考えてしまったために、犬のしつけを成功させて、少しでも取り戻したいと思ったものは何か? という問いかけで考えることができます。

いかがでしょうか。

傍線部をしっかりと読みとることで、調べるべきことが明らかになった状態で本文に行くことができるようになります。

そうすれば正答率が上がることは間違いないですよね。

 

不足しているものを問いかけて抽出すること。

そして、傍線部の自立語の意味のウラにあるものを考えること。

助詞・助動詞にも注目すること。

これらを考えるまでもなく自然に行えるようにすることが目標です

そのためにも最初は意識して取り組んでいきましょう。

 

次回以降は、大学入試の問題を扱います。

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[ena高校部 国立] 高3 第1回「SS過去問演習会」 答案返却、はじめました(その2)

コメント数:0   投稿日:2025/05/02 00:00:28 

こんにちは、校長の福嶋です。

前回の「その1」に引き続き、高3「SS過去問演習会」についてお伝えします。

実際の志望校の過去問をもとにやりとりするので、生徒の皆の真剣さがすごく伝わってきます。

写真は西山先生による数学のフィードバック。

どの問題をどのように考えていくか、話しながら思考プロセスを1つずつ確認していっています。

 

さて、今回のブログでは東大について教科別にコメントします。

※これから解く生徒は、解いてから見てください。

【国語】

現代文の仕上がりは予想通り早く、半数の生徒が合格者平均を超えているであろう点数をとっています

第1問(文理共通問題)のできは昨年同様すばらしく、今年は第4問にも磨きがかかっているように感じます。

さすが大島先生の現代文、「点が取れる」生徒が次々と生まれてきます!

大島先生によると、実は高2までに5年分以上の過去問を解いているので、仕上がりは早いのは当然とのことです。

今年の高3は合格者平均の理系+5点、文系+10点を当たり前にとれるレベルで授業をしているとのこと。

今後が楽しみでなりません!

古文・漢文は、まだ単語の定着が不十分だったり、文法事項を反映した答えを書くのが上手くできなかったり。

各自の課題が明確になるというよい結果を得ることができました。

佐藤先生は、これらを前期中に固めると熱く語ってくれましたので、こちらも楽しみです!

 

【英語】

私の担当する英語は、合格点まであと30点以上必要な生徒ばかりです。

しかし、この現実が生徒たちを強くしてくれると信じています。

個々に答案返却をしている際に、一人ひとりが行う自己分析が素晴らしいです。

「リスニングの練習をしているが、まだ目標には足りていないのを感じた」

「英文の内容を限られた時間内で明快な日本語でまとめる練習が必要でした」

「解く順番を考え直してきましたが、これだとどう思いますか?」

東大・一橋大ゼミの授業も始まっているので、「どう書くか」を徹底指導していき、

得点できる大問を増やしていきます!

特に、英作文で自分の意見をどう展開をしていくかはまだまだなので、ここから指導していきます。

 

【数学】

数学については、まさに悲喜交々。

数学を得意とする生徒は合格者平均を超え、得意としていない生徒は大きく負けました。

もう少し言葉を変えると、過去問に触れていた生徒は点をとれて、そうでない生徒は点をとれていない。

それだけのこととも言えます。

ですから、ここから夏までの課題は、過去問を使っての単元定着になります。

東大・一橋大ゼミの授業で、考え方や答案作成力をガンガン鍛えていきます。

初回に伝えた通り、これから1学期は単元ごとに扱い、それぞれに必要な考え方・知識を伝えていきます。

少なくとも東大のA問題レベルは解けるように指導していきます。

 

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[ena高校部 国立] 高3 第1回「SS過去問演習会」 答案返却、はじめました(その1)

コメント数:0   投稿日:2025/04/30 22:49:39 

こんにちは、校長の福嶋です。

本日は、先週実施した高3「SS過去問演習会」についてお伝えします。

28日現在、東大6名、一橋大12名の採点が終了し、返却面談が進んでいます。

(部活等の都合でどうしても終わっていない生徒が東大4名、一橋1名います。)

答案返却を進める一方で、東大・一橋大志望の高3生のSSクラスのホームルームを行いました。

今日のホームルームでも伝えた大切なことを改めて確認します。

 

①テストは差を把握して対策を立てるために行うもの

結果に一喜一憂するのではなく、そこから今やるべきことを学び行動につなげる機会です。

答案返却の際の皆の姿勢は本当に素晴らしかったです。

誰一人いじけることなく、自分の点数を真摯に受け止め、次に向かおうとしていました。

その姿勢があれば大丈夫!

 

②成績アップは苦しんだその先にご褒美のようにやってくる

成績の上がり方は1次関数ではない。

うまくいかなくてあきらめてしまったら終わり。

苦しむ時間が経過して、ある瞬間にジャンプアップするのです。

そして、それが何回か繰り返されるのです。

継続することが何より大切。

 

③夏前までに英語か数学を「得意」にすること

現役生の勝ち方は配点の大きい科目で高得点をとることです。

すなわち、英語か数学を伸ばすことです。

高2までは模試の成績に焦点を当てていたので、標準~やや難レベルの問題の練習が多かったはず。

でも、もうおわかりのとおりです。

難しい問題を少しでも多く点にする。

このレベルでの得意科目を作るのです。

受験生時代、数学で無双していた岩崎先生はよくこう言っています。

東大に確実に受かりたかったから簡単です。東大数学の27か年を全部解けるようにして、それでも足りなければ冠模試や京大の問題などに手を広げていけばいいだけです。まあ、私はやっていませんが。」

やってないんか〜い!

 

③について、次のチェックポイントは、本日のホームルームでお伝えしました。

6月の日曜特訓で行う「答案練習会」に向かいます。

対策は個々にフィードバックしています。

みんなで確実に勝ちに行きます!

(その2 につづく)

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[ena高校部 国立] 高2「模試偏差値+10プロジェクト」

コメント数:0   投稿日:2025/04/29 00:28:22 

こんにちは、校長の福嶋です。

今日は高2生が現在進行形で行っているプロジェクトの報告です。

5月末に第1回の模試が行われます。

そこに向けて、「模試偏差値+10プロジェクト」を進行中。

任意の1科目を選んでもらい、文字通り偏差値+10目指して学習を進めています。

(文字通りは英語でliterally、先日添削した東京科学大の英作文に出てきました)

 

高2の間の取り組みは、この先の入試に向けて大きな意味を持ちます。

高3では力はつくが、差はつかない。

しかし、高2の1年間は大きく差がつきます。

ここで高い目標に向かって勉強して、成績を取ることで、自己イメージが高まり、

志望校が一段階高くなる、またはリアリティを持って志望校に向かえるようになる。

そんな風に導きたいと思って、このプロジェクトを始めています。

 

まずは問題を解いてきてもらい、個別にチェックをして、次に解いてくる問題を決めて…

と個々に課題を明確にしながら進めています。

森チューターが英語の演習問題をフォローアップ

1つずつ、とても丁寧に対応してくれていて、生徒の心をつかんでいます。

 

一緒に掴もう、プラス10!

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