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小中学部

時間を決めて解く経験が、じっくり考える過去問演習も変えていきます

投稿日: 2026.10.3 6:55 pm

ena高幡不動の柿澤です。

時間を決めて解く経験が、じっくり考える過去問演習も変えていきます

小6の過去問演習が本格化しています。

ena高幡不動で行っている金本演習では、過去問を解いた後、すぐに解答を見るのではありません。

まずは自分で考える。

分からなくなっても、問題文や資料へ戻る。

その時点の自分なりの答案を出す。

その答案を教師が見て、必要なところに助言を入れ、もう一度自分で考え直します。

最初から完成された答案を求めているわけではありません。

どこで迷ったのか。

何を読み落としたのか。

どこまで自分で考えられたのか。

それが答案に表れるからこそ、その後の指導につながります。

金本演習では、時間をかけてよい場面があります

本番では15分程度で判断したい問題であっても、金本演習では15分で打ち切ること自体が目的ではありません。

あと少し考えれば、自分で気づけるかもしれない。

資料を読み直せば、手掛かりが見つかるかもしれない。

言葉を選び直せば、答案として形にできるかもしれない。

そういうときには、時間を使って考える意味があります。

ただ、実際に進めていると、別の難しさも見えてきます。

「どこを見ればよいのか分からない」

「どこまで考えればよいのか分からない」

「この答案で一度出してよいのか分からない」

真面目に取り組むほど、考え続けて時間だけが過ぎてしまうこともあります。

本番では、その時間にも限りがあります

もちろん、本番で分からない問題に出会う日もあります。

そこで白紙のまま終えるのではなく、その時点で自分が持っているものを使い、限られた時間の中で答案を形にしなければなりません。

どこまで考えるか。

何を答案に残すか。

いつ次の問題へ進むか。

これも、受検本番に向けて経験しておきたい大切な判断です。

そこで、今年度から始まった「得点力完成講座」

今年度からenaでは、小6後期に「得点力完成講座」が始まっています。

ここでは、過去の良質な適性検査問題を使い、まず決められた時間の中で自分の力だけで解きます。

その後、採点・添削を受け、正しい着眼点や考え方を確認します。

金本演習とは、同じ過去問演習でも役割が異なります。

金本演習では、時間を十分に使いながら、自分の答案に表れた課題を深く考え直す。

得点力完成講座では、時間の中で一度答案を出し、その後に「どこを見るべきだったのか」「どう考えればよかったのか」を比較的早く確認する。

この経験を重ねることには、もう一つ大きな意味があります。

時間を決めて解く経験が、金本演習にも返ってきます

本番形式の問題を繰り返し経験すると、単に「速く解けるようになる」だけではありません。

問題を見たときに、

「この資料なら、まずここを見よう」

「この問いなら、ここまで説明しなければならない」

「この条件は、答案の中に入れなければならない」

という手掛かりが、少しずつ増えていきます。

全部が分からなくても、

「ここまでは分かる」

「ここまでは答案にできる」

と判断できることも増えていきます。

そして、この経験は、時間をかけて取り組む金本演習にも返ってきます。

以前なら、何を手掛かりにすればよいか分からないまま長く悩んでいた問題でも、

「まずここを確認してみよう」

「この条件から考えてみよう」

と、考え始める場所が見つかるようになるからです。

私は、金本演習で長く考える時間そのものを短くしたいわけではありません。

あと少しで自分で気づけそうなら、そこには時間を使ってほしいと思っています。

ただ、同じ30分、同じ1時間を使うのであれば、

何を考えればよいのか分からないまま時間が過ぎる30分と、手掛かりを探しながら考え続ける30分では、その意味が違います。

時間を決めて解き、そこで正しい着眼点を知る経験を積むことによって、じっくり考える時間の中身も少しずつ変わっていきます。

二つの過去問演習を、行き来しながら

時間を十分に使って、自分の力で考え抜く。

一方では、時間を決め、その時点の力で答案を出す。

そこで知ったことを、また次の過去問で使ってみる。

役割の異なる二つの過去問演習を行き来することで、一方で得た経験が、もう一方の学習の質も変えていきます。

10月からは、受検本番を意識する時間が少しずつ増えていきます。

ただ問題数を増やすのではなく、考え抜いた経験も、時間の中で答案を出した経験も、次の一問へつなげていきます。

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