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小中学部
復習ノートは、復習するためのノートではありません
投稿日: 2026.06.16 9:30 pm
ena高幡不動の柿澤です。本日の小5算数の授業では、「復習ノート」についてお話ししました。
ena高幡不動では、小3生から少しずつ復習ノートの考え方を伝えていきます。
ただ、「復習ノート」という名前は、少し誤解されやすいところがあります。
「復習するときに使うノート」
「間違えた問題をもう一度解くためのノート」
「きれいにまとめて提出するノート」
そのように受け取られることがあります。
しかし、本来の復習ノートは、少し違います。
本日授業内でお話しした内容を、まずはこちらの教育インフォグラフィックにまとめました。
復習ノートは、分からない状態で苦しみながら書くノートではありません。
授業を受ける。宿題に取り組む。『日々の学習』を解く。学判や4科演習で間違えた問題を直す。
その中で、ある瞬間に、
「あ、そういうことだったのか」
「自分はここで間違えていたのか」
「次はこう考えればよいのか」
と思えることがあります。
その瞬間に、自分の言葉で残すノート。
それが、復習ノートです。
つまり、復習ノートは復習の入口ではありません。
復習の出口にあるノートです。
せっかく授業で分かったことでも、時間がたつと少しずつ薄れていきます。
苦労して解けるようになった問題でも、しばらくするとまた同じところで迷ってしまうことがあります。
これは、子どもたちが不真面目だからではありません。
人は、忘れる生き物だからです。
だからこそ、「分かった瞬間」をそのままにしておくのではなく、未来の自分がもう一度思い出せるように、手がかりを残しておく必要があります。
復習ノートとは、今日の自分が分かったことを、未来の自分に届けるためのノートです。
最初から立派なノートを書く必要はありません。
長く書く必要もありません。
まずは、次のようなことを一つだけ書ければ十分です。
たとえば、割合の問題で間違えた場合、
「式を急いで立てる前に、何が『もと』なのかを確認する」
と書いておく。
図形の問題で、図を見ずに考えて間違えた場合、
「次は、先に図や線分図をかく」
と書いておく。
それだけでも、未来の自分にとっては大きな手がかりになります。
本日の授業では、復習ノートの考え方だけでなく、なぜena高幡不動ではA4サイズのノートを推奨しているのかについてもお話ししました。
この点は、単なる「ノートの好み」の話ではありません。
復習ノートが「あとから見直すためのノート」だからこそ、サイズにも理由があります。
小中学生はB5サイズのノートを使うことが多いですが、ena高幡不動では復習ノートはA4サイズを推奨しています。
理由は、復習ノートが「あとから見直すためのノート」だからです。
復習ノートは、ただ分かったことだけを書けばよいわけではありません。
「何に対して、何が分かったのか」
この2つがそろって、はじめて未来の自分へのメッセージになります。
そのためには、問題文や設問文、必要に応じて図や資料も一緒に残っていることが大切です。
ena高幡不動で扱う教材の多くはA4サイズです。たとえば、enaのテキスト、『日々の学習』、学判、4科演習、合判などです。
こうした教材で間違えた問題を見直すとき、長い問題文や設問を毎回手で写していては、時間もかかりますし、効率も落ちてしまいます。
特に長文問題や適性検査の問題では、コピーして貼る方がずっと合理的です。
しかし、A4サイズの問題や設問をB5サイズのノートに貼ろうとすると、どうしてもはみ出しやすくなります。
見た目が崩れるだけでなく、貼りにくい、見返しにくい、という不便さも生まれます。
その点、A4サイズのノートであれば、問題や設問を貼りやすく、あとから見直しやすい形で残すことができます。
また、復習ノートは1冊で同じ形のものを延々と作るだけではありません。
教材やテストごとに、見直したい内容に合わせて作られていきます。
このように、復習ノートは「何を見直したいのか」に応じて使い分けることができます。
だからこそ、問題や設問を無理なく残せるA4サイズが扱いやすいのです。
保護者の方から、「うちの子は復習ノートまではできないと思います」と言われることがあります。
そのお気持ちは、とてもよく分かります。
もし復習ノートを「復習するときに書く、きれいなまとめノート」と考えるなら、たしかに大変そうに見えます。
しかし、復習ノートはそのようなものではありません。
授業や宿題、『日々の学習』を通して、すでに学習の材料は生まれています。
その中で、今日分かったことを一つだけ、自分の言葉で残す。
そこから始めればよいのです。
むしろ、ena高幡不動で宿題や毎日の学習習慣が少しずつついてきた小5生こそ、この復習ノートに入りやすい時期でもあります。
本日の授業でも、生徒たちにはこのように話しました。
今の自分は分かっている。
でも、未来の自分は忘れてしまうかもしれない。
だから、未来の自分がもう一度その理解に戻ってこられるように、今日の自分が手がかりを残しておく。
それが、復習ノートです。
復習ノートは、復習するためのノートではありません。
「わかった瞬間の自分」が、「忘れてしまう未来の自分」を助けるためのノートです。
ena高幡不動では、日々の授業や学判、4科演習、『日々の学習』を通して、そのような学習の積み重ねを大切にしていきます。
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