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小中学部
三者面談のあと、「どうせ」で終わらせないために
投稿日: 2026.07.28 11:49 am
ena高幡不動の柿澤です。
夏休みに入り、多くの中学校で三者面談が行われています。
中学1年生は、教科ごとに新しい先生の授業を受ける生活が始まりました。中学2年生・3年生も、いくつかの教科では、昨年度とは違う先生が担当していることがあります。
先生が替われば、授業の進め方だけでなく、小テストの出し方、提出物の見方、定期テストで問われる内容などにも違いが出ます。
そのため、昨年度までのテスト対策をそのまま続けるだけでは、うまくいかない教科もあります。
新しい先生が何を大切にしているのかを、授業や小テスト、最初の定期テストから、もう一度つかみ直す必要があります。
1学期の授業、小テスト、提出物、定期テストを経て、通知表がつけられます。
そして三者面談では、担任や教科担当の先生から、学校での様子や今後の課題が伝えられます。
そこで、保護者や生徒が疑問を感じることもあると思います。
「テストでは点を取ったのに、なぜこの評価なのだろう」
「昨年と同じように勉強したのに、成績が下がったのはなぜだろう」
「もっと積極的にと言われたが、具体的に何をすればよいのだろう」
「先生が替わったから、仕方がないのだろうか」
こうした疑問を、疑問のままにしてしまうと、生徒の中に別の言葉が生まれることがあります。
「どうせ、先生によって違う」
「どうせ、自分はこの教科では3だ」
「頑張っても変わらない」
前回、観点別評価のBで使われる「おおむね満足できる」という言葉について、天気予報の「おおむね晴れ」と重ねて考えました。
「おおむね晴れ」と聞けば、多くの人は、まず「晴れなんだな」と受け取ります。
しかし、単に「晴れ」と言わず、「おおむね」が付いている以上、すべての時間、すべての場所が同じように晴れているとは限りません。
「おおむね満足できる」も同じです。
全体としては基準に達している。しかし、まだ安定していない場面が残っている可能性があります。
ところが生徒がBを見て、
「自分はBの人間なのだ」
と受け取ってしまえば、その先を考えなくなります。
通知表で避けたいのは、Bがつくことそのものではありません。
その評価を見て、「自分はこの程度なのだ」と諦めてしまうことです。
三者面談で「もう少し積極的に」「提出物を丁寧に」「普段の学習を頑張りましょう」と言われることがあります。
もちろん、大切な助言です。
しかし、生徒が次の日から行動を変えるためには、もう一段具体的にする必要があります。
たとえば、
・小テストで間違えた問題を、その日のうちに解き直す
・提出前に、空欄と未訂正の問題がないか確認する
・記述問題では、答えだけでなく理由を一文加える
・授業で指名されたとき、答えに加えて根拠まで伝える
・分からなかった問題に印をつけ、質問する
という形です。
何が評価につながるかは、教科や先生によって異なります。
だからこそ、三者面談で聞いた内容を、家庭で「もっと頑張りなさい」という言葉だけに変えず、次に行う一つの行動にまで落とすことが大切です。
先生が替われば、最初は戸惑うことがあります。
定期テストの傾向を、もう一度つかみ直さなければならない教科もあります。
しかし、それを「相性」や「先生次第」という言葉だけで終わらせてしまえば、次のテストでも同じことが起こります。
まずは、今回の定期テストを見ます。
授業プリントから多く出ていたのか。教科書の細かな部分まで問われていたのか。小テストと似た問題が出ていたのか。記述問題で理由まで求められていたのか。
そして、学校の先生から面談で伝えられたことと重ねます。
そうすることで、「先生が替わった」という大きな話を、次は何を準備するかという具体的な話に変えることができます。
ena高幡不動では、通知表の数字やA・B・Cだけを見て、良い・悪いを決めることはしません。
定期テストの答案、観点別評価、昨年度からの変化、学校の三者面談で伝えられた内容を合わせて見ます。
そして、次の定期テストや2学期の授業に向けて、何を一つ変えるのかを考えます。
評価は、そこで生徒を決める判決ではありません。
次の行動を決めるための材料です。
「どうせ変わらない」を、「次はここを変えてみる」へ。
ena高幡不動では、学校で伝えられた課題を、生徒が実際に動ける形へ変えていきます。
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