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小中学部
「おおむね晴れ」なら、私たちは「晴れ」だと思う
投稿日: 2026.07.27 3:37 pm
ena高幡不動の柿澤です。
夏休みに入り、多くの中学校では三者面談が行われています。
春に新しい学年が始まり、教科を担当する先生が替わることもあります。先生は、授業中の様子を見て、小テストを行い、提出物を確認し、定期テストを作成します。
そうして積み重ねたものをもとに、1学期の評価がつけられます。
三者面談は、その評価を数字や記号だけで終わらせず、先生がどのように見ていたのか、生徒や保護者がどう受け止めたのか、今後どこを変えていくのかを、対面で確認する機会でもあります。
天気予報で、
「明日は、おおむね晴れるでしょう」
と聞いたら、私たちはどのように受け取るでしょうか。
多くの人は、まず、
「明日は晴れなんだな」
「おおむね」の意味を細かく考え、「晴れない時間や場所もあるのだろう」と分析する人は、それほど多くないでしょう。
それは、間違った受け取り方ではありません。「おおむね晴れ」は、実際に晴れが中心だからです。
ただし、予報は単に「晴れ」とは言わず、あえて「おおむね」を付けています。
一日のすべての時間、予報区域のすべての場所が、同じように晴れるとは限らない。その違いを残した表現です。
学校の観点別評価では、Aは「十分満足できる」、Bは「おおむね満足できる」、Cは「努力を要する」とされています。
ここで、私たちは「満足できる」という部分を強く受け取りやすいのではないでしょうか。
天気予報の「おおむね晴れ」を、ほとんど「晴れ」と受け取るのと同じように、「おおむね満足できる」を、
「満足できている。特に問題はない」
と受け取りやすいのです。
もちろん、Bは悪い評価ではありません。学校が求める標準的な目標には、おおむね到達しているという評価です。
しかし、Aの「十分満足できる」とBの「おおむね満足できる」が、同じでないことも確かです。
その違いは、単に一度失敗したということだけではありません。
ある問題ではできても、聞かれ方が変わるとできない。知識はあっても、理由を説明できない。提出はしていても、直しや振り返りが十分ではない。一対一では反応できても、集団授業では伝わる反応になっていない。
あるいは、内容は理解していても、自分の力だけで安定して取り組めるところまでは達していないこともあります。
つまり、全体としてはできている。しかし、まだ同じようにはできない場面が残っている。
その場面がどこなのかを知ることが、「おおむね」から次へ進む出発点になります。
学校の先生からBについて話があったとき、
「何ができていないのでしょうか」
とだけ尋ねると、Bを悪い評価として扱うことになってしまいます。
それよりも、
「できていることは何か」
「どの場面では、まだ安定していないのか」
「Aとの違いは、どこにあるのか」
を確認する方が、次の行動につながります。
三者面談で具体的な話があった場合には、ぜひ校舎にもお伝えください。
ena高幡不動では、Bを見て「悪かった」と決めつけることはしません。
一方で、「満足できる」という部分だけを受け取り、「大丈夫だった」で終えることもしません。
「おおむね」の中に、どのような違いが残っているのか。
定期テスト、観点別評価、学校での様子、三者面談で伝えられたことを合わせて考え、次に変える行動を具体化します。
通知表は、子どもを一つの数字で決めるためのものではありません。
今できていることを確認し、まだ安定していない場面を見つけ、それを少しずつ減らしていくための資料です。
学校で見つかった課題を、夏の学習へ。
ena高幡不動では、評価の言葉をそのまま受け取るだけでなく、その言葉の中身まで考えながら指導を進めています。
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