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小中学部

4.18 日刊ena塩浜 -リアリティと楽しさ-

投稿日: 2024.04.18 10:09 pm

こんにちは、ena塩浜の青木です。1以外の出席番号になったことがありません。

 

今日の小4SSの社会の授業は、あたたかい地方のくらし。

これまでの単元とちがい、小4の社会の勉強は、ここから一気に具体性の高いものになっていきます。

教材を作るにしても、授業をするにしても、この具体的な「どこか」についての単元がとても楽しいです。

沖縄は、こちらとは違って、もう海開きが行われていて、半袖でないと暑いくらいになっていて、

お花見は1月に行っている、とか、観光に関わる仕事についている人が圧倒的に多い、とか、

こことは違う生活を様々な角度から学ぶことを通して、

世の中にはたくさんの人が様々な場所に住んでいて、

今の自分の身の回りのあれもこれも全然「普通」ではない、この場所だからそうなっているだけなのだ、

という事実にぶつかる感覚が楽しいです。

この感覚を、自分が小学生当時に持っていたかどうか、遠い過去すぎて全く覚えていないのですが、

生徒たちには、ただ受験のために覚えるもの、ではなくて、その先に(あるいは前かも)ある、楽しさを感じてほしいです。

1月でも17℃もある生活が、どれだけすごしやすいか、同時に、それによってもたらされる過ごしにくさはどんなものか。

日々どんなことに気をつけて生活するのか、反対に、こちらだったら気にしなければならないことの、何をあちらでは気にしなくてよいか。

リアリティ、具体性を感じることができれば、社会や理科はとても楽しいです。

 

理科の方で冬至についてやったときに、

冬至にはかぼちゃを食べて、ゆず湯に入るんだよ、ということを言ったら、知っている子はおらず、ぽかんとしていました。

ハロウィーンとか、イースターとか、私が子どものころには遠い国のイベントだったものがしれっと日本に入ってきている反面、

日本の昔からのものはしれっと消えていっています。

中には、それは消えるでしょうよ、というような面倒くささしか感じないものもあったので、その現象自体がまるっと善悪どうこうということはありませんが、

日本に昔からあった季節ものも、それほど楽しくないただの儀式的なものだけということもないのではないかと思います。

自然体でいくつかだけでもそういう体験をさせておくと、私立中入試の世界では、それを問うものがそのまま出てきます。

自然体に入っているものか、それらも入試のための覚えるものとしてインプットしていくか。

結局、いろいろな意味で楽しみながらやっていける子が強いのだと思います。

私も、ちゃんと日々の授業で楽しさまで伝えられるように指導をしたいと思います。

 

◆今日の一問:冬至とはどんな日?

 

ena塩浜 青木

 

今日は雪に関する場所の教材づくりでした。

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