校舎ブログ詳細

小学部本部

適性Ⅰという科目について少し考える

投稿日: 2026.10.31 12:33 am

こんにちは、ena小学部の田村です。

 

つい先日開講したばかりの(だと感じていた)後期日曜特訓ですが、早くも第8回が終了。いよいよ怒涛の後半戦に突入します。光陰矢の如しとはまさにこのことです。

 

さて。今日は都立中適性検査Ⅰの指導について、少し書いてみたいと思います。

 

都立中適性検査Ⅰ、いわゆる作文の指導には独特の楽しさがあります。

 

例えば先日私が授業を担当した第7回は、「~らしさ(という幻想・呪縛)」について考察する文をふまえて、何かを評価・判断するときの心がけを考えよう、というお題でした。

 

「多面的に判断・評価する(=一つの面だけを見て判断しない)こと、いろんな尺度で判断・評価する(=たとえば「成績」みたいな、一つのわかりやすい尺度だけで判断しない)ことが大切なんだよ」、という筆者の主旨を読み取らせたうえで、自分の考えを書いてもらう。そのような課題でした。

 

とある人の一面だけを見て、一つの尺度にあてはめてしまった結果、「あの人って、〇〇らしくないよね」と判断・評価してしまった体験はないでしょうか?

 

例えば、

〇勉強がそこまで得意ではない人を見て、「あの人って、学級委員長らしくない」と言ってしまった。しかし、体育の時間はみんなとコミュニケーションをとり、うまくまとめている。

→彼にはいろんな面があるのに勉強している姿(一面)だけ、あるいは、勉強の成績という一面だけを見て、「学業優秀」「かしこい」などの尺度だけで人を判断してしまった。

 

こんな体験です。

 

適性検査Ⅰは、単なる読解力や表現力の養成だけにとどまりません。

 

文章を読み、筆者の考えに触れ、自分自身の経験を振り返る。その過程で、これまで当たり前だと思っていた価値観を見つめ直したり、物事を別の角度から考えられるようになったりする。

少し大げさに言えば、生徒たちの人間的な成長にもつながる科目だと私は考えています。

もちろん、私たちの第一の使命は、生徒たちを志望校合格へと導くことです。そのために、読解力も表現力も徹底的に鍛えていきます。しかし、受検に向けて積み重ねたいろんな学びが、受検が終わったあとも生徒たちの中にほんの少しでも残り続けるとしたら、それはとても意義深いことだと思います。

 

そこに、作文指導ならではの面白さがあると思っている弊社(ena)の作文担当教師は多いです(田村調べ)。

と、つらつら書きましたが、

適性Ⅰは科目の一つ。書き直しはマストですがだらだらと時間をかけない。解答を閉じる。例示は先生が言ったこと、解答例のパクリではなく、あくまでも「自分で」考える。とにかく万人に伝わるように「わかりやすく」表現する。

こんなことを意識しながら取り組んでみてください。

 

以上。

生徒たち向けに要約すると、

適性Ⅰは「自分の頭で考えること」「たくさん練習すること」が大切です!頑張れ!!あとは本文のテーマ・主旨とズレたことは書かないようにね!条件指示違反はご法度です。

 

田村

小学部本部ブログはこちら