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2026年度適性検査分析速報-白鷗高附属中-
投稿日: 2026.02.3 8:50 pm
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2026年度 白鷗高附属中 適性検査分析速報
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適性検査Ⅰ【出典】 文章1 赤木 明登「工藝家の夢」
【出題形式】 2つの文章に対して、読解問題が2問、作文問題が1問の例年と変わらないスタイルですが、昨年に比べて文章1の文字数が半減。ただし、文章の抽象度が高く、小学生にとってはやや読みにくい内容でした。読解問題も、問題1、問題2ともに受検生が迷ってしまうポイントがあり、難度は高かったと言えるでしょう。昨年度より平均点は下がることが予想されます。作文問題は、文章だけではなく会話文も丁寧に読む必要がありましたが、そこをクリアしさえすれば平易な問題だったと言えます。
〔問題1〕傍線部分の内容を具体的に説明するぬき出し問題 「工藝」という営みがどのようなものであるかを説明する問題です。本問は穴埋め形式の抜き出し問題で、一見すると容易に感じられるはずです。傍線部直前の指示語の内容を丁寧にたどっていくと、言葉にはならない(見たもの、聞いたもの)を、(具体的な形や色に置き換える)ことをめざす営みが「工藝」であることが読み取れます。
〔問題2〕文章の内容をふまえ、理由を説明する問題 「黒板は理論研究の加速器であり、かつタイムマシンでもある」という表現について、筆者が黒板のことをタイムマシンと述べているのはなぜか、文章2の内容をふまえて説明する問題です。解答欄はマス目なしの2行程度書くスペースが設けられていました。
〔問題3〕作文問題(400字以上440字以内) 「どのような力が必要か」「その力をつけるために、学校生活をどのように過ごしてくか」自分の考えをまとめる問題です。問われていることや条件は単純ですが、注意が必要な問題でした。
適性検査Ⅱ1 募金活動を題材にした問題 募金活動を題材に、〔問題1〕ではお礼用の栞に関する問題が、〔問題2〕では硬貨の重さと金額に関する問題が出題されました。〔問題1〕は、折り紙で栞をつくる過程が図で与えられており、そこから折り目と「ありがとう」の文字を書く位置について考える問題でした。折り紙や切り紙に関する問題を解く際、頭の中で考えるのではなく、平成30年度の小石川中で出題されたような『線対称』を意識していた受検生にとっては平易な問題でした。反面、それができるか否かで差のつく、合否を分けた一問だと言えるでしょう。〔問題2〕は、5種類の硬貨の重さと、募金された硬貨の重さの合計から、5円硬貨が1枚ではない理由と、合計1500円以上になるような硬貨の組み合わせを考える問題でした。このような問題では、「位の数字」に着目することが大切です。非常に平易な問題のため、確実に正解しておきたい一問でした。全体としての難度は昨年とあまり変わらず、きちんと算数の勉強をしてきていれば、比較的解きやすい大問でした。
2 お茶に関連する問題 令和3年度から引き続き、小問2問構成でした。全体としては昨年と難易度が大きくは変わらないものでした。どこまで時間をかけずに正解要素を網羅した答案が作成できたかが焦点になりました。〔問題1〕は、資料1の結果のように茶摘み機の導入割合が異なる理由を、資料2、資料3から読み取って答える問題でした。答える条件にも、「地形と摘み採り方のそれぞれに着目して」と書いてあり、資料の見るべきポイントが明示されている答えやすい問題でした。普段から答案を限られた時間で作成しきる練習が行えていたかどうかがポイントでした。
3 物体の落下する速さについての実験を題材にした問題 物体の落下する速さについての実験を題材に、〔問題1〕では条件の異なる2つのアルミニウムカップにおもりを加えて速さの違いを確認する問題、〔問題2〕では大きさの異なるカエデの種の落下する速さの違いを調べる問題が出題されました。〔問題1〕は、カップの直径やおもりの重さなど、実験記録の結果が8種類あり、その中から3種類を選んで「上から見たときの面積が同じならば重いものの方が先に着地する」という予想が正しい場合とそうでない場合があることを説明する問題です。どの条件の変化が変化したとき、どのような結果であったかをまとめることができれば正答にたどり着くことができます。普段からこのような対照実験に関する問題を練習していれば、時間をかけずに解ける問題でした。〔問題2〕は、大きさの異なるカエデの種の落下する速さの違いを、落とす高さを変えて実験することで明らかにする問題でした。〔問題1〕と同様に2つの実験結果を総合して答えを求める問題で、簡単な図をかいて考えてみると解きやすい問題でした。大問3全体としては、例年に比べて実験の手順が大幅に減り、実験内容も分かりやすいものだったため、難度は低かったと言えます。
適性検査Ⅲ1 条件に合わせて考える問題 地域のイベントを題材とした算数の問題です。〔問題1〕は、条件に合うようなスケジュールを考える問題です。会話文中の数値はもともと図にかきこまれており、問題自体は理解しやすいものでした。時刻と金額の両方について計算する必要があったため、計算ミスで誤答になりやすい問題でしたが、正解したい問題です。〔問題2〕は、作図に関する内容でした。問題文中に「図案化」という見慣れない言葉がありますが、「すでにある図を参考にしてかけばよい」という点はこれまでの練習通りのため、受検生にとっても戸惑いは少なかったと考えられます。非常に平易で、必ず正解したい問題と言えます。〔問題3〕は条件に合うように円柱に似た立体の展開図をかき、さらにそのような展開図になる理由を説明する問題です。図形について、「条件に合うように調整しながら答えを探していく」という点は令和7年度と同じ形式でした。立体図形は令和5年度以来の出題でした。条件は比較的少なく、あたりをつけることで展開図をかきやすくなりますが、展開図をかいたあとに理由を説明する必要もあったため時間がかかる問題と言えます。この問題で時間をかけすぎてしまい、他の問題でかけるべき時間が少なくなってしまった受検生もいたようですが、時間配分については常に意識しておくようにしましょう。
2 植物を題材とした問題 昨年度から理科分野の問題が1問増え、説明を書く問題も増えたため、時間との戦いになると考えられます。例年の理科分野に比べ、やや難化したと言えます。〔問題1〕は、昨年度と同様に実験結果の大小関係を考える問題です。昨年度との大きな違いは、実験結果から割合を計算する必要があった点です。2桁・3桁の足し算・割り算なので基本的な計算ではありますが、大問1の〔問題3〕にかかる時間を考えると、計算の見直しをする時間はありません。基本的な計算を短時間で正確にこなす力が求められていると言えます。〔問題2〕は、実験結果の中から外れ値と考えられるものを選ぶ問題です。葉の気孔の数が実験結果で与えられていますが、数値が多く、戸惑った受検生も多くいたようです。落ち着いて数値の仲間外れを探すイメージで結果を見ると、特定の葉の値だけが極端に小さいことに気づくことができます。また、「具体的な数値をあげて」という条件があることにも注意が必要です。〔問題3〕は、複数回実験を行う際の注意点を書く問題です。対照実験を意識することができれば正答できる問題です。非常に馴染み深く、平易な問題であると言えます。
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