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2026年度適性検査分析速報-お茶の水女子大附属中-
投稿日: 2026.02.3 10:10 pm
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2026年度 お茶の水女子大附属中 適性検査分析速報
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検査Ⅰ大問1 様々な分野の理科の知識に関する問題 今年度の入試では、ヒトの体のつくりや気温に関する知識・資料読解をはじめ、ホウ酸の溶解度、液性と関連させた環境問題(酸性雨)、さらには懐中電灯やテコ、扇風機といった「日常生活における科学」を意識した問題など、多岐にわたる分野から知識が広く出題されました。総問題数は17問でしたが、近年の出題数推移(10問→14問→15問→17問→17問)をみると、数自体は頭打ち傾向にあります。昨年度と比較すると取り組みやすい問題は多かったものの、記述問題が追加されたことで時間的に厳しいと感じた受検生もいたようです。内容的には小4、小5で習うようなものばかりであったため、基礎知識をたっぷり蓄えておくだけで得点力に直結すると言えます。enaの日曜特訓や学校別合判、入試直前必勝特訓といった学校別対策講座の中で、たびたび扱ってきたような内容も多く、受講生にとっては非常に優位な内容でした。
大問2 1 元号を題材とした歴史に関する問題
2 産業や輸出入、物価に関する問題
3 2025年に起こった出来事を題材にした問題 問1は、関東大震災前後の地図を見比べて、街づくりにどのような工夫が行われたかを問う問題でした。選択肢と地図を見比べて解けば、比較的平易だったと言えます。問2は、参議院議員選挙における各年代の投票率と関心度のグラフが与えられており、そこから読み取れる内容を答える問題でした。選択肢とグラフを見比べて解けば、比較的平易だったと言えます。問3は、案内用図記号(ピクトグラム)についての問題で、避難所の案内用図記号を選ぶ問題でした。選択肢はデザインが似ているものが選ばれていましたが、冷静に解けば、避難所と津波避難ビルは簡単に識別できたと思います。避難場所と避難所の区別が難しいですが、問題文に、避難所とは「被災者等が一定期間避難生活をする施設」とあるので、建物の中と考えれば、解答はウとなります。
大問3 言語を題材にした問題 問1は、外国人が日本に何のために来ているのかを具体的に挙げる問題でした。必答問題です。問2は、外国人向けのやさしい日本語に関する問題でした。PERSPECTIVEにも載っている頻出問題であるため、記述問題ですが、比較的平易だったと言えます。問3は、言語がわからないことで困る場面について具体例を挙げる問題でした。必答問題です。問4は、(1)で例を挙げ、(2)で解決策を答える問題でした。(2)が書きやすくなるような例を挙げることが肝要です。(2)はたろうさんの意見を参考にする必要があり、会話もしっかりと確認する必要がありました。
検査Ⅱ一 佐和みずえ『熊本城復活大作戦~地震から二十年かけて進む道のり』より一部改 昨年度より大問数が一問増えましたが、2024年度と大問数は変わらず、2023年度以前と比べて時間に余裕はあったと思います。漢字、接続詞の問題は例年通りのため確実に正解したいところでした。 問1は、漢字を書く問題で必答問題です。問2は、「グリ石」がどの部分を指すか、実際に図を囲む問題でした。傍線部前後を確認すれば解ける問題でした。問3は、「二次崩壊」を防ぐためにとられた対策を抜き出す問題でした。答えの部分が直後にあったので、こちらも平易だったと言えます。問4は、文脈から言葉の意味を考える問題でした。必答問題です。問5は、(1)、(2)ともに、くずれた石材がどうなるかについて、順に読み解いていけば正答できた問題です。途中場面が変わりますが、丁寧に読み解いていけば正解できます。問6は、字数が指定された抜き出し問題でした。必答問題です。問7は、前後の内容から、逆説的な接続詞、かつ予想外である旨が含まれるものを入れればよいとわかります。必答問題です。問8は、慣用句の問題です。基本的な意味をおさえていれば平易でした。問9は、場面の一つについて、内容が合っているか確認する問題です。範囲が指定されているので、比較的探しやすかったと思います。問10は、問題文中にある「この研究」の内容を明らかにしていく問題です。直後の内容で、記録するものが書かれており、これが研究に使われるものだと推測できます。そこから、どのような研究を行うチャンスか読み解けます。
二 公式キャラクターと二次創作物について さくらさんとお父さんの会話から読解を行う形式でした。内容も取り組みやすく、例年に比べて平易だったと言えるでしょう。 問1は、「公式キャラクター愛称について」の部分を読み取ることで正答できた問題です。問2は、お父さんの会話を読み解けば正答できる問題でした。二次創作物のガイドラインの話が書かれている箇所も見つけやすく、平易だったと言えるでしょう。問3は、具体的な事例をもとに、会話文の内容を読み取って考える問題です。一つ一つ条件を確認すれば正答できる問題です。問4は、60~80字で万博協会が二次創作物についてのガイドラインを設定し、キャラクターの使用を制限している理由を問う問題です。会話の後半に、ガイドラインがなかった場合どうなるかについてさくらさんが述べています。そこを参考にすると方向性が見えてくるでしょう。
検査Ⅲ1 小問集合 4問の一行計算問題が出題されました。全体的に易しく、確実に正解したい問題です。特筆すべきは問いの④で、これは「3.14」という共通因数に着目して計算をまとめることで、計算ミスを防ぎつつ短時間で正答にたどり着ける問題でした。こうした計算の工夫については、入試直前必勝特訓において毎週徹底して練習してきました。特に第1回と第2回の特訓では、今回と同様に「3.14」を共通因数として処理する問題を出題していたため、特訓に参加していた受検生であれば、迷うことなく対処できたでしょう。
2 文章問題集合 3進数の概念を背景とした図形の規則性に関する問題をはじめ、量り売りを題材にした単位量あたりの計算問題、円グラフの割合から実際の数量を導き出す問題、そして作図の問題というバラエティに富んだ構成でした。ここでも特訓や授業の成果が色濃く反映されています。問3のグラフ読解については、第1回入試直前必勝特訓の検査3大問5にて、帯グラフを用いた類題を出題しており、形式が異なっても本質的な読み取り方は共通していたため、受講生には有利な展開となりました。また、問4の「ロボットが移動できる範囲を答える作図問題」は、第11回の後期日曜特訓で配布した算数補助プリントの問題がそのまま的中した形となり、準備を重ねてきた生徒にとっては非常に手応えを感じられる内容だったと言えます。
3 規則性に関する問題 碁石を正五角形や正七角形の形に並べていく際の規則に関する問題でした。例年、お茶の水女子大附属中では規則性の問題が頻出ですが、今回は「導き出した数式の意味を言葉(日本語)で説明させる」という新傾向の設問が見られました。数式を単なる計算ツールとして扱うのではなく、その構造を言語化して捉え直す力が求められたと言えます。もっとも、問題自体の難度は決して高くはなく、日頃から図形の増え方を論理的に整理する習慣が身についていれば、比較的平易と言えます。
4 身近な事象を題材にした問題 円柱と角柱という形状の異なるペットボトルのうち、どちらがより効率的に段ボールへ詰められるかを考察する問題でした。例年、最後の大問では二等辺三角形の性質や、落雷のメカニズムなどの日常生活に即したテーマが選ばれる傾向にあります。今回もその流れを忠実に踏襲したものと言えます。また、この「容器の形状と充填効率」という題材は、enaの学力判定テストにおいても類題を扱っており、日頃のテストや演習を通じて多角的な視点を養ってきた受検生にとっては、既視感を持って取り組める馴染み深い問題であったと言えます。 |
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