校舎ブログ詳細

小学部本部

第1回学校別合判講評③(桜修館適性Ⅱ大問1)

投稿日: 2025.11.24 3:55 pm

こんにちは、ena小学部の田村です。

 

第1回学校別合判(桜修館中)適性検査Ⅱ大問1を作問した藤井先生(ena蒲田・私立中実績対策責任者)からのメッセージです。

是非、問題用紙を確認しながら、読んでみてください。

※桜修館適性Ⅰについてはこちらをご覧ください。

 


〔問題1〕
速さをもとにそれぞれが1周するのにかかる時間を計算して、条件にあてはまるものを調べる問題でした。
会話文に沿って考えれば条件も絞りやすいので、この問題は確実に正解したい問題と言えます。

 

〔問題2〕
生地の体積を計算する際に単位換算が求められる問題でしたので、計算量がかなり必要な問題でした。
断面の半径を0.65mm〜0.84mmにする必要があり、単位cmにそろえると0.065cm〜0.084cmと小数第3位まで出てきてしまいます。
しかし、この問題は「考えられるもののうち1つ」を答えればよい問題ですから、例えば0.7mmの場合の生地の体積を考えてその体積に対して入れるべき水の量よりも多くなっても条件の範囲内には収まると考えてしまって、ある程度概算しても良い問題と言えます。
この問題は正答率が低いことが予想されますが、限られた時間の中で「効率よく考える」ことの大切さを再認識してもらえればと思います。

 

〔問題3〕
弓道の得点制のルールを把握したうえで、勝利条件を説明する問題でした。
会話文をふまえると、はじめの4投で獲得した得点、同点の場合の勝利条件には必ず触れてほしいところです。
その2点が触れられていれば、得点のうちの6割程度はもらえるようにしています。
記述問題はなぜか敬遠されがちですが、例年の傾向を見ていると配点が高いことが多いです。
記述と言っても作文とは異なり、基本的には「式とその説明」をつなげていくだけで十分な説明になります。
「1点でも多く取る」ためにどうするべきかを45分の中で戦略的に考えていけば適性Ⅱを攻略できるはずです!

 

文責:藤井

小学部本部ブログはこちら