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志望校を選ぶ際の4つのカテゴリー(都立-私立併願をお考えの方へ)
投稿日: 2025.04.21 10:15 pm
これからお子様の進学先を選ぶ保護者の皆様へ
こんにちは、ena小学部田村です。
今日は、enaのなかでも併願パターンを語るのが最高に得意な、この先生に話を伺いました。
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皆様、ena小学部の内藤です。ピアノを弾いたり、弾かなかったりします。
中学入試も、高校入試も、東京都は学校が多岐にわたり志望校選びが大変!と思われる保護者様の声をよく聞きます。
そこで、わたしは以下の四つのカテゴリーを保護者様に確認しています。そうすることで、併願パターンがよりシャープなものになるからです。
具体的な4つのカテゴリーとは、以下になります。
A:別学(男子校・女子校)の進学校
B:共学の進学校
C:別学 (男子校・女子校)の 附属校
D:共学の附属校
これらのカテゴリーについて、順に解説します。
【A:別学(男子校・女子校)の進学校】
王道のカテゴリーです。
御三家や新御三家と称される学校などがこれに該当します。
【B:共学の進学校】
数が非常に少なく、受験パターンを組むうえでかなりの制約が出てくるカテゴリーです。
渋渋・広尾学園・渋幕・栄東などがこれに該当します。
このカテゴリーのみで学校探しをしているご家庭には、もう少し視野を広げて、別学(男子校・女子校)の学校を適切に提案していく必要が出てくる可能性があります。しかし、もちろんこれは私立・国立に限った話です。共学の進学校を考えておられる場合は、まずは「都立中」「県立中」を候補として考えてみてはいかがでしょうか。
【C:別学 (男子校・女子校)の 附属校】
内部進学狙いがメインのカテゴリーです。
昨年の2/1入試出願数において、男子校人気ランキング2位が早稲田でした。1位は開成です。
早稲田は正式には系属校で、半分が大学受験し、半分が早稲田大学に進学するという究極の二刀流です。これが1位をとるあたり、「附属(系属)であっても大学進学の可能性を残す」というのが最近のトレンドかもしれません。
C・Dのカテゴリーで注意したいのが、「大学名があるが実際は進学校」というパターン。
農大一、國學院久我山、帝京大学、都市大などは実際はBカテゴリーに該当するので要注意です。
【D:共学の附属校】
早実、慶應義塾中等部、明大明治、青山学院、中大附属、明大八王子などがこのカテゴリーになります。
このカテゴリーで気をつけないといけないことは、男女によって難易度が違う学校があるということです。これはBカテゴリーより顕著に現れます。
たとえば青山学院の難易度は女子>男子。年によっては倍率が2倍以上(21年度:男子3.0倍 女子6.1倍)開くこともあります。
過去に青学に受かった男子がいたからと言って、その感覚を女子に当てはめるのはNG。要注意です。
以上、これら4つのカテゴリーからどの分類を軸にしているのかを事前に確認することで、併願パターンがある程度絞られていきます。
都内に182校もある私立中。低学年の保護者の方はまだ学校選びの軸がはっきりしていない方も多いです。
そういった時に、まずはこの4つのカテゴリーで「絞り込み検索」をしていくことで、ある程度フィルタリングしていくことができます。
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以上、弊部、内藤からでした。
6月enaオープン(一般生向け模試)、7月の小4小5合格判定模試などにおいても、志望校選びの際などに、お役立てください。
小学部 田村
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