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都立中講演会レポート!꩜꩜小石川中の巻꩜꩜
投稿日: 2026.06.10 9:12 pm
こんにちは、ena小学部の田村です。
去る6月7日(土)、enaホールにて都立小石川中講演会を開催いたしました。
当日は、小石川中の小林正基校長先生にご登壇いただき、学校の特色や教育方針についてお話しいただきました。

ご存じの通り、小石川の東大合格者は昨年の16から大きく伸ばし25名に。うち20名は現役合格です。
現役合格率は13%を誇ります。
※ちなみに、東大現役合格率(主要都立・私立中)は以下の通り
開成 35%
桜蔭 25%
麻布 19%
日比谷 18%
渋渋 17%
海城・小石川 13%
私立武蔵・駒場東邦 12%
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豊島岡・本郷 7%
芝・攻玉社・大泉高附属 6%
都立武蔵 5.5%
市川・三鷹 5.3%
(インターエデュ・ドットコムより)
この実績の秘訣を、小林校長に伺ったところ、
「大学共通テストが難しい年だったが、小石川生は大きく崩れなかった。
最後まで、目標を下げずあきらめない子たちが多かった。」とのこと。
さて、講演会では、「良い学校とは何か?」という問いに対して、「3つのCが豊富な学校」と定義されていました。
3つのCとは、
Change(チェンジ) … 変容・成長
Challenge(チャレンジ) … 挑戦する環境
Chance(チャンス) … 学びの機会
です。
小石川は、まさにこの3つのCが詰まった学校だと言えるでしょう。
そして、その3つのCを支えているのが、100年以上にわたり受け継がれてきた3つの校是です。
都立高校・都立中高一貫校は、私立学校と比べると教員や管理職の異動が多い環境にあります。しかし小石川では、校長先生が代わっても、時代が変わっても、この校是が脈々と受け継がれています。そのため、学校全体の教育理念や目指す生徒像に大きなぶれがありません。
また、講演会後の控室で校長先生とお話しする機会がありましたが、そこでも強く感じたのは、小石川が目指しているのは単なる進学校ではなく、「本物の学び」であるということです。
大学受験の実績だけを追い求めるのではなく、生徒一人ひとりが知的好奇心を持ち、自ら課題を発見し、探究していく。その過程で人として成長していくことを何より大切にしている――。そんな学校としての強い自負と覚悟が伝わってきました。

さて、小石川と聞くと、「理数教育に強い学校」「理系向きの学校」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
実際、小石川はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校です。そのため、「理系に進む生徒が多い学校」という印象を抱くのも自然なことです。
しかし、卒業生の進学先を見ると、文理比はおよそ2:3。意外にも文系進学者の方が多いことに驚かされます。
これは、小石川が掲げる「小石川教養主義」の表れと言えるでしょう。
小石川では、5年生までは全員が同じカリキュラムで学びます。早い段階で文系・理系に分けたり、コースを細分化したりすることはありません。
目指すのは、「深く、広く」学ぶこと。
理系だから理科だけ、文系だから国語や社会だけ、という発想ではなく、あらゆる分野に興味を持ち、幅広い教養を身につけることを重視しています。
小林校長も講演の中で、
「好きなものだけをやりたい、というお子さんは小石川には向いていない」
とおっしゃっていました。
自分の得意分野を伸ばすだけでなく、苦手な分野や未知の分野にも積極的に向き合う。その姿勢こそが、小石川の求める生徒像なのだと思います。
※適性検査の配点を見ても、その考え方は明確です。適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはいずれも200点満点で、特定の分野に傾斜配点は設けられていません。幅広い力をバランスよく評価するという学校の姿勢がうかがえます。
さて、小石川では、3年生と5年生で海外研修が実施されます。
しかも、全員参加です。
例えば3年次の海外研修では、オーストラリアで約2週間のホームステイを体験します。
驚いたのは、その内容です。観光の時間はわずか3時間程度とのこと。
いわゆる「海外旅行」ではなく、現地での生活やコミュニケーションを通じて異文化を学ぶ、まさに本物の語学研修と言えるでしょう。
そしてさらに驚くべきことに、こうした海外研修費用も含めて、小石川中等教育学校の6年間でかかる費用は約170万円とのこと。
私立中高一貫校と比較すると、その教育内容と費用のバランスの良さは際立っています。
そのほかにも、興味深いデータが紹介されました。
中学生の部活動参加率は150%!
これは、多くの生徒が複数の部活動を掛け持ちしていることを意味します。勉強だけでなく、学校生活そのものを全力で楽しんでいる生徒が多いことがうかがえます。
約10.3%の生徒が通学時間60分超!
小石川は文京区にありますが、決して近隣の生徒だけが通う学校ではありません。実際には遠方から通学している生徒も少なくなく、「通学時間が長いから……」とあきらめる必要はないでしょう。
<おまけ>

後段は長谷部実績対策責任者から、小石川対策のポイントや併願パターンについてお話いたしました。
※写真は小石川決起集会開始3分前の様子です。
田村
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