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第1回学校別合判講評⑩(両国高附属中適性Ⅲ)

投稿日: 2025.11.30 1:57 pm

こんにちは、ena小学部の田村です。

 

第1回学校別合判(両国高附属中)適性検査Ⅲを作問した岡部先生(ena両国・両国高附属中実績対策責任者)からのメッセージです。

是非、問題用紙を確認しながら、読んでみてください。


大問1

パラリンピック競技のボッチャを題材にした問題でした。

〔問題1〕長方形のコート全体に占める台形を組み合わせた図形の面積の割合を求める問題でした。
落ち着いて一つずつ計算していけば容易に求められたので、正答率も高かったです。

〔問題2〕投球が4回交代する場合について求める問題でした。
考えられる場合を書き出すことで求めることができますが、
時間がかかるため後回しにした人もいたかと思います。

〔問題3〕行なわれたゲームについて会話文から、シミュレートし考えられる得点の範囲を考える問題でした。
状況を正しく整理し考えていく力が求められる一方で、会話文中のりょうさんが赤チームだったのに対して、
青チームのことを答える問だったため誤って赤チームの点数を解答した答案も散見されました。

 

大問2

連続する整数の性質を題材にした問題でした。

〔問題1〕例や会話文に沿って、他の場合について考える問題でした。正答率は高めでした。

〔問題2〕与えられている具体例から規則を見つけ考える問題でしたが、規則に気づくまでが難しかったと思います。

〔問題3〕問題1、2からは独立した問題で比較的、取り組みやすい問題でした。
予想よりも得点できた受検生が少なかったので、時間が足らずに充分に考えきれなかったのだと思います。
もし、最後の問題は難しいと決めつけて解いていなかったのであれば、要注意です。

 

総評
すでに復習を終えていると思いますが、「やってみたら意外と解ける。」といった問題が多かったのではないでしょうか。
問題の難易度よりも時間配分や条件を守れているかが課題となったかと思います。
今回を踏まえていかに、「取れたはずの問題」をなくせるかが重要です。
会話文、問題を読むスピードに課題があるのか、特定の問題に時間をかけすぎてしまったのか、
しっかりと自己分析をして、次回、本番へと挑みましょう。

 

文責:岡部

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