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第1回学校別合判講評⑥(立川国際中適性Ⅰ)

投稿日: 2025.11.26 8:38 pm

こんにちは、ena小学部の田村です。

 

第1回学校別合判(立川国際中)適性検査Ⅰを作問した横山先生(ena立川南口・立川国際中実績対策責任者)からのメッセージです。

是非、問題を確認しながら、読んでみてください。

 

 


作成の方針

第1回学校別合判は令和3~5年までの問題形式を参考に作成しました。適性検査Ⅰでとり上げられるテーマとしては個性の尊重・目標への努力継続・他者理解などですが,今回は目標への努力継続をテーマとしてあります。立川国際中が望む生徒像をパンフレットなどをみて参考にしてあらかじめどのような内容を書いていくのか用意しておくと本番での時間短縮が図れる可能性が高くなります。今回時間が足りなくて作文の字数が超えられなかった受検生が多数いました。書き切れなかった場合には採点されないことが明言されていますので,なんとしても指定字数を守れるように日々取り組んでいきましょう。

 

問題1

「地に足をつけること」という表現をよい意味でとらえた人が多数です。たしかに一般的には堅実・着実の意味をもつ言葉ですが、本文をしっかり読めば「つまらない」「有益な作業とは言えない」とあり、筆者がこの表現をよい意味で用いていないことがわかります。問題文をイメージだけでとらえず確実に本文の中でどのような意味で使っているのかとらえてください。

 

問題2

「どうにもならないこと」の説明は想定したよりはよく書けていました。本文の中に繰り返し表現されている「何かを好きになったり」「何かに憧れたり」を利用することがわかれば、その前後に必要な表現もおのずと導けたようです。ただ、ここでも「ハクサイ」の例を書いたり、「ライオンキング」の例を書いたりと、どうしても具体例に引っ張られる受検生が見られます。具体的な例を通して何を伝えたいのかをまとめて述べている部分を探すことを心がけましょう。

 

問題3

段落数が2段落以上指示となっていて設問の中に書くべき内容が示されている令和5年のスタイルを踏まえています。「夢」を実現するためにどのようなことをすべきかについては多くの受検生がきちんと文脈をとらえていました。ただ、努力を継続する内容についてもっと具体的に示す必要がある作文が多数ありました。学校の求める人間像に即した学校生活の具体例をいくつか用意しておくことと作文を書くスピードもアップししっかり見直すこともできるでしょう。

今回指定字数を満たすことができず作文の得点が0点となった受検生は時間配分に十分に気をつけて次回に臨んでほしいと思います。

 

文責:立川国際中実績対策責任者:横山

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