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私立中講演会レポート(武蔵高中)

投稿日: 2025.10.20 6:41 pm

こんにちは、ena小学部の田村です。

 

9/20(土)ena代々木で実施いたしました、私立中講演会(武蔵高等中学校)のレポートです。

※記事としての掲載にあたりましては、お写真も含めて武蔵高等中学校様より許可いただいております。なお、お写真はすべて武蔵高等中学校HPから引用させていただきました。

校長 杉山 剛士 先生

にご講演いただきました。

 

武蔵中の正式名称は、武蔵高等学校中学校。

「中高」でないのは、「日本初の私立の七年制高等学校」として発足した同校のプライド。

創立者は、根津嘉一郎(初代)氏。

※古美術愛好家でもある根津氏の収集品は、「根津美術館」に展示されています。

杉山先生が仰るには、創立100周年を越え、次の100年に向けて「新生武蔵」のめざす人物像は、「独創的で柔軟な真のリーダーとして、世界をつなげて活躍できる人物」。

 

目指す人物像はグライダーか、飛行機か?

グライダーは、自分では目的地を決められない。(定められた目的地に向かってひた走るのがグライダー。)

一方で、飛行機は、自分で進むべき方向を決めることができる。

飛行機型の人間になるために必要な力こそ、武蔵中が建学の精神の一つ、「自ら調べ自ら考える力」だと仰います。

 

武蔵高中の3つの特長

①豊かな自然

約7万平方メートルという広々した敷地には緑が生い茂り、「濯川」と呼ばれる小川も流れ、多様な生態系が息づいています。「ミゾゴイ」も出現したとか。(ヤギ小屋があることは有名ですが、まさか野生のタヌキもいるとは…!)

②学問

「勉強」とは勉めることを強いること。「学問」とは、問いを学ぶこと。

武蔵は「学問」を実践しています。例えば、理科棟内部の吹き抜けに「全長16メートルのフーコーの振り子」を設置しています。また、有する図書館は何と2つ!

 

③対話の重視

1学年170人程度と、比較的小規模。4クラスを毎年シャッフルし授業を行う。授業は、「わくわく、わいわい」であふれているそうです。ご講演の中で、杉山先生が仰った「楽しくなきゃ学校じゃない」という言葉が非常に印象的でした。

武蔵高中の教育は、いわゆる管理型の教育とは対極をなします。

 

武蔵高中の三大行事

記念祭、体育際、強歩大会

すべて生徒が主体となって企画・運営を行います。

体育祭の動画を見させていただきましたが、体育会系バリバリの雰囲気でなかったのが武蔵っぽくて印象深かったです。

 

入試問題

記述では、思考過程をしっかり見ている、とのことです。

そういった意味では、適性検査型の問題に強いena生がチャレンジしやすい学校だと言えるでしょう。

杉山先生がよく仰るのは、「入試問題は最初の授業」であること。武蔵の問題をみて、わくわくを感じたら是非ともチャレンジを!

 

田村

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