こんにちは、ena立川南口の横山です。

連載企画，金本物語②です。

問題集を作成する方針は以下の点を考えました。

過去５年分の過去問を網羅すること。

問題は実物に近づけ，学校ごとの文字の大きさやフォント(活字)までこだわること。

解説は実際に授業をする際にどのように教えるのかを想定して作成し，

かつ複数の解答が考えられる場合はすべて網羅すること。

解答用紙は繰り返し利用できるようにコピーしやすい体裁でつくること。

そして何より重要なのは極力安価に受検生に届けられるようにすること。

でした。

上記のコンセプトにするためにはいくつか乗り越えなければならない課題がありました。

まず当初５年分を想定しましたが，５年分を１冊として用意すると，分厚くなってしまい，

製本の都合上，当初は３年分に絞らざるを得ませんでした。

特にこの冊子を受検生に届けるためには初秋までがリミットです。

解答作成を依頼する期限もギリギリに設定しました。

また，冊子が大きくなると，１冊あたりの単価が上がってしまいます。

このため，問題集の紙面に中学校の広告を入れることで価格を抑えていくことにしました。

※第１版の金本です。

 

こうした作成プランをもとに企画を進めていき，原稿を集めていきました。

さて，表紙です。

今は金本という通称で呼ばれている問題集ですが，これにも誕生の経緯がありました。

公立一貫校の問題集はすでに他社から発売されていて，この問題集はその表紙の色から「銀本」と呼ばれていました。

表紙には３プランが用意され，上司にお見せして選定いただいたのが，金色!の表紙でした。

ここで作成にかかったスタッフの間で，やはり「銀本」を超えるものという意味合いをこめて「金本」としようという声があがりました。

それが現在にもつながっているのです。

さあ，完成までまもなくです…。

つづく

 

ena立川南口　横山

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