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小中学部
共同作成問題の理科分野から見えた、算数の重要性 −楓の種の問題が教えてくれたこと−
投稿日: 2026.02.9 8:33 am
ena高幡不動の柿澤です。
今年の適性検査の共同作成問題を読んでいて、改めて考えさせられることがありました。
理科の題材を扱った問題でありながら、その根底に、算数の考え方が強く求められていると感じたからです。
今回の題材は、楓の種の落ち方でした。くるくる回りながらゆっくり落ちる様子は、どこかで見たことがある方も多いと思います。
ただ、楓の種は、落とした瞬間からすぐ回転するわけではありません。最初は姿勢が定まらず、比較的速く落ち、ある程度落下してから回転を始めます。
回転が始まると、空気を受けやすくなり、落ち方ははっきり変わります。さらに種の大きさが違えば、空気抵抗の受けやすさにも差が生まれます。
この問題を通して感じたのは、「何を知っているか」よりも「どう整理して考えるか」が大切だということでした。
算数として大切なのは、難しい計算でも、特別な公式でもありません。
共通している部分と、違いが出る部分を見分け、比べ方を決める力です。
たとえば、次のように考え方を整えられるかどうかが鍵になります。
この整理ができると、必要な計算は最小限になり、結論までの道筋が一気に明確になります。
これが、適性検査で求められる算数の力だと感じます。
なお、今年の受験生は旧カリキュラムで学習してきた学年です。
これまで積み重ねてきた努力や成果が、否定されるものでは決してありません。
そのうえで今回の問題を振り返ると、これから先、より求められていく力が見えてきたようにも感じます。
それが、条件を整理し、本質を見抜く力です。
昨年度からリニューアルしたenaの新カリキュラムは、こうした考え方を大切にしながら、日々の授業で積み重ねていくことを意識して構成されています。
この力は、できれば4年生頃から少しずつ触れていけると、無理なく身についていくものだと感じています。
もちろん、学び始めるタイミングは、ご家庭ごとに異なっていてよいものです。
こうした学び方は、文章で読むよりも、実際の授業の中で感じていただく方が、伝わりやすい部分もあります。
体験授業のあと、「もう少し様子を見たい」「少し考えてみたい」と感じられるのは、とても自然なことだと思います。
この文章が、これからの学習について考えるきっかけになれば幸いです。
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