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小中学部
問題の枠を超えて。
投稿日: 2025.10.11 10:00 pm
みなさんこんにちは。
ena方南町の堀田です。
本日は文系、特に記述のお話をします。
先日、小学6年生相手に「記述のつくり方」の授業をしました。
結論から申し上げましょう、
「性格を悪くしてください」と「作業をしてください」の2つです。
生徒のみなさんはご存じだとは思いますが、先生は性格が悪いです。
そしてそれは基本的に問題を作る人も同じなんです。
わざわざわかりにくい資料を載せて、ダラダラと登場人物に喋らせ、その結果キーワードが足りていなければ減点をする。
こんなの性格が悪くなければできないですよね。
そして性格が悪い人はみなさんが間違えたりわからなくて苦しむ姿を見ることに喜びを感じているので、
資料のなか、会話のなかの一部にめちゃくちゃ重要な情報があり、他の情報は必要ないことがほとんどです。
つまりどういうことかというと、必要のない情報に踊らされ、あまりうまいこと書けなかった答えを見て笑っているやつがいるわけです。
そんなのふざけんな、ですよね。こっちは一生懸命書いているのに。まあ堀田のことなんですけど。
でも、これは裏をかえせば「重要な部分を読み取って判断し、会話の要点だけ拾ってまとめれば全部を読みきらなくても完答ができるかもしれない」
ということを示しています。
「性格を悪くしろ」というのはそういう意味です。
「たぶんこういうことが言いたいんやろなぁ…」を敏感に察知して、話のオチを読んで、「あーはいはいどうせこれが言いたいんでしょ?」を先にイメージできれば、あとは材料を揃えるだけです。
学校の校長先生が夏休みの直前の修了式話って別に全部聞いていなくてもなんとなく言いたいことわかるじゃないですか。
続いてもうひとつのほうです。
「作業をしてください」は思考力と関係ないところでの時間をなるべく短縮しましょう、ということです。
例えば、ア~エのうち資料から読み取れるものを選べ、という問題があるとします。
このタイプの問題は、1つだけ正しいことを言っている選択肢を選べば正解、という仕組みですが、
こちらも裏をかえせば正しくないことを言っている選択肢が3つあるわけですから、
かたっぱしから間違いを探して選択肢を排除するんです。
正解、つまりなにも間違っていないものを見つけるのは少し難しいですが、
不正解、なにかが間違ったことを言っている選択肢を見つけるのは割と簡単です。
実際に矛盾が起きているところ(数値や表現、結果など)を指摘して
「異議あり!」です。
矛盾の証拠を突き付けて、この世界から排除してしまいましょう。
そうして排除していった結果、矛盾が見つからなかったものが正解の選択肢です。
これらの考え方、解き方は一朝一夕で見につくものではありません。
何度も何度も何度も何度も解きまくった先に身につくものです。
まずは解きまくってみて、そこから修正すればよいのです。
そうして培った能力は、文理作問わずあなたの力になってくれます。
今日から、今から、その問題から。
コツコツと進めていきましょう。
堀田
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