校舎ブログ詳細

ena大泉学園

小中学部

All with me 274 ~未来の自分への投資、その「準備」を今~

投稿日: 2025.12.18 1:55 pm

こんにちは、伊藤です。

12月18日。カレンダーもいよいよ残り少なくなってきました。

校舎の窓から見える景色も冬めいてきましたが、ena大泉学園の教室の中は、それとは対照的に熱を帯びています。

特に受験生たち。

自習室の空気は、もはや「静寂」というより「執念」に近いものを感じます。

そんな先輩たちの背中を、非受験学年の皆さんはどう見ているでしょうか。

※もしまだそのテンションになっていない受験生がいたら、、、今すぐに切り替えてください!

「すごいな」「大変そうだな」――。

もし、そこで思考が止まっているとしたら、それは非常にもったいないことです。

今日は、中1・中2生の皆さんと、その保護者の方々へ、少し踏み込んだお話をさせていただきます。

1. 受験生が流す「後悔の涙」の正体

毎年、この時期になると、中3生から漏れる「本音」があります。

「先生、中1の時のあの単元、もっとちゃんとやっておけばよかったです」

「内申点が、あと1、2高ければ、もっと強気で出願できたのに……」

彼らが流す涙や、ふと見せる悔しそうな表情。

その正体の多くは、実は「今の学力への不安」ではなく、「過去の自分への後悔」です。

高校入試において、中1・中2の学習内容は土台そのものです。

土台がグラついている状態で、その上に「応用」という重い瓦をのせることはできません。

中1・中2の皆さん。

君たちが今、目の前の小テストや宿題を

「まあ、これくらいでいいか」と妥協するとき、

それは1年後、2年後の自分に「苦労という借金」を押し付けているのと同じなのです。

2. 「中2の冬」は、受験のハーフタイム

特に中2生の皆さん。

よく「中3から受験生」と言われますが、それは大きな間違いです。

都立高校入試の仕組みを思い出してください。

中3の成績が重要視されるのは当然ですが、その「中3の成績」を決めるのは、中2までの学習習慣です。

定期テストが終わって、冬休み。

ここで「解放感」に浸りきってしまうのか、それとも「弱点補強」という守りを固めるのか。

この冬、英単語一つ、歴史の用語一つを覚えるその瞬間、すでに高校入試のスタートラインに立っているのです。

※クールビズ期間の写真です

3. 「冬期講習」を単なる行事にしないために

26日から始まる冬期講習。

ena大泉学園では、今年も密度の濃いカリキュラムを用意しています。

しかし、どんな授業も、「意識」がなければただのBGMになってしまいます。

講習初日に校舎の門をくぐる時、自分にこう問いかけてみてください。

「この冬、私は何から逃げないことに決めたか」

数学の証明問題か、英語の長文読解か、それとも「自分はできない」という思い込みか。

何か一つ、逃げずにやり遂げたという自信こそが、学年が上がった時の最強の武器になります。

4. 保護者の皆様へ:今の「環境」がもたらすもの

中1・中2のお子様にとって、「受験」という言葉はまだどこか遠い世界のことに感じられるかもしれません。

だからこそ、今、このena大泉学園という環境に身を置いている価値があります。

自習室で必死に過去問を解く中3生の姿。

掲示された合格判定模試の結果。

それらを目に焼き付けることで、お子様の中に「自分もいつかあの場所へ行くんだ」という無意識の覚悟が育まれます。

ご家庭では、勉強の内容そのものよりも、「最近、塾の先輩たちどう?」と、校舎の雰囲気について話を振ってみてください。

憧れや危機感、そんな小さな心の揺れが、自発的な学習への第一歩になります。

最後に

「あとで」という言葉は、受験において最も危険な言葉です。

今、この瞬間から「準備」を始めましょう。

冬期講習の初日に顔つきが変わった皆さんに会えることを、スタッフ一同楽しみにしています。

校舎情報(ena大泉学園)