校舎ブログ詳細

ena江古田

小中学部

新中1親子ガイダンス&新たに春を迎える皆さんへ

投稿日: 2026.03.3 2:08 pm

こんにちは。ena江古田の山本です。

 

3/2に都立高校の合格発表がありました。

これを以て、小学部・中学部ともに今年度の受検(験)は幕を閉じました。

受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

そして、また新たな1年が始まります。

 

2/27(金)に区立中に進学する生徒・保護者向けに新中1親子ガイダンスを実施しました。

小学校との成績評価の違い、高校の入試制度、勉強の進め方を今までの実績を元にお話しさせていただきました。

ご参加いただき、誠にありがとうございました。

 

中学校では学年末試験が終わり、いよいよ中学部も新学年が動き出します。

 

 

話は変わりますが、勉強する中でふと、「なぜ勉強するのか?」という問いについて考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

この問いについて考えるとき、私はある言葉を思い出します。

 

 

 代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!

 

 

太宰治「正義と微笑」の一節です。

 

「Cultivate」という単語は耕す・栽培するという意味の他に、養う・磨く・洗練する、という意味があります。

 

受験に合格するために様々な知識を身につけていく中で、「将来この知識が何の役に立つの?」と思う人もいると思います。

 

勉強はどうしても学ぶ内容・知識に目が行きがちなのですが、それだけではなくて、目標を達成するために机に向かった時間、何かに集中するということ、今の自分の苦手や課題を認めること、間違えてもそれを乗り越えていくこと、間違えた問題を解けるように復習すること、ひたすら繰り返し問題を解くこと、といった経験が、その後の学校生活・ひいては社会生活に繋がっていると実感します。

 

期限までに課題終えることとか、人物の気持ちを考えることとか、違う意見も広く受け止めることとか、正しい答えが出なかったときに手あたり次第に解法を試すこととか…

 

 

この先の人生では、入試問題のような決まった正解がない課題に多く突き当たります。トライ&エラーを繰り返して自分の納得できる答えを出したり、思い通りにいかなかったとしても折り合いをつけていかなければなりません。

 

もちろん、習い事や部活動、その他諸々の生活で学ぶことも大いにあります。

しかし、授業を聞いたり、ノートを取ったり、問題を解いたり、たくさん間違えたり、先生に聞いてみたり、「わからない」が「わかった」になる瞬間を身をもって感じたり、勉強という訓練で培われる力も、皆さんの成長に、社会を生きていくために役立っています。

それを子供の頃に気づくのはなかなか難しいんですよね。私も腑に落ちる答えを見つけるのに長い時間がかかってしまいました。

 

何歳からでも勉強はできます。でも、勉強が本分であること、挑戦できることは学生の皆さんの特権です。

自分のために使った時間は決して皆さんを裏切りません。

 

 

また新しい春が来ます。

卒業する皆さんも、これから学び始める皆さんも、お互いに、これから、うんと勉強しましょう。

皆さんのご健康を祈ります。

 

 

 

 

〈ご案内〉

・春期講習会

・enaオープン

・合格力診断テスト

・日曜特訓

校舎情報(ena江古田)