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小中学部
8.5 日刊ena塩浜 -ナツジュウシ-
投稿日: 2025.08.5 8:15 pm
こんにちは、炎の男が一番好きなena塩浜の青木です。
夏期講習14日目。
教育学者の齋藤孝さんが、だいぶ前に、
「スラムダンクが教師と生徒の共通言語になる」ことについて述べていました。
たしかに15年くらい前までは、中学生の授業で、特に男子でスラムダンクの話が通じないことはほぼほぼありませんでした。
その当時でも、中学生の子たちにとってはだいぶ古い作品のはずですが、
それでも、そこの知識を共有できる率は極めて高かった。
時が流れて、その手の世代を跨ぐ最大公約数的なコンテンツは少なくなってきた気がしますが、
鬼滅の刃がかろうじてその役割を担える感じがします。
世代を跨ぐまでもなく、同じ世代の子たちの中でも、
スマホ、タブレットによるメディアの個人所有化が進むと、
同じ空間にいるクラスメイトたちとも公約数を見つけるのは大変だろうと思います。
どんな形態の作品でも大ヒットが生まれにくくなり、
話題になるものもネット上の一過性のバズばかりであり、
子どもたちの中に蓄積がされにくいものばかり。
(「蓄積」がテーマの作文をウチの小6生がみんな大いに苦戦した、
というのはただのこじつけでしょうが。)
そういう世の中でも、
高確率で、かつ強固に公倍数となりうるものは、
共通体験、共同の体験だと思います。キョウドウを、別の同音語の字にしても良いかもしれません。
塾での夏期講習の日々は、
受験に向けての極めて大事な時間であると同時に、
その空間にいる生徒たちを強く絆で結び、コミュニティとして強化していく時間になっていることを毎年感じます。
何せ、夏期講習が終わったときには、講習前より仲が良くなっているクラスしか見たことがありません。
受験生の青春は、夏重視。
◇夏の第14問:人工の三大美林のうち、仲間はずれの一つは?
ena塩浜 青木
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