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小中学部
6.6 日刊ena塩浜 -集中ができない子2-
投稿日: 2025.06.6 9:12 pm
こんにちは、猫を撫でたいena塩浜の青木です。
6月6日、金曜日。
今日も今日とて、いろいろな学年の子たちが自習に来て、それぞれがやるべきことを黙々と頑張っています。
今日は状況によって、場所を分けてやらせています。こちらは自分でどんどん進める子たち部屋。
集中力の話2。
「そもそも入り込んでいけない」タイプの場合。
例えば、今いまは定期テストシーズンですから、その状況の場合。
ena塩浜のテスト対策では、授業時と同じように、タイムテーブルの枠の中で行わせます。
それこそ、集中力が高い子の場合は、長時間ノンストップに走り続けられる子もいますが、
人の集中力が持続できるのは大人でも50分と言われていますから、
仮に走り続けられる、としても、休憩をはさみながら行うべきです。
自分ではやれているつもりでも、実際は低いパフォーマンスの時間帯が生まれてしまう可能性が高いです。
そこで、全員統一のタイミングで休憩を取らせながら行うわけですが、
休憩明けの際に、あるいは、その日のテスト対策の最初のタームの際に、
一気にギアを入れられる子もいれば、そうでない子もいます。
この「そうでない子」が、「そもそも入り込んでいけない」タイプです。
このタイプは、「集中力がない」は比喩的な表現のようなもので、
「集中力の発揮が苦手」と言った方が正しいと思います。
このタイプに子たちは、「そもそもの目的意識がほかの子より弱い」ことが多いです。
例えば、「そもそも定期テストでいい点数を取らないといけないのは何で?」とか、
「そもそもいい学校に行かなければならないのは何で?」とか、
「そもそも勉強しなければならないのは何で?」とかを思っているケースです。
「やらなければいけない」が根底にないから、勉強の時間がシンプルに苦痛の時間でしかなく、
いやいや過ごす時間、耐えなければならない時間として捉えられています。
嫌だ、耐える、が先に立つので、仮に問題を解き始めれば、結構考えるのが楽しかったり、
解けるのが楽しかったりするかもしれないのに、なかなかそこに行きつきません。
逆に、そこに行きつきさえすれば、それこそ休憩時間を入れなければ入り込み続けていられることも多いタイプでもあります。
(上記の通り、無意識的にはパフォーマンスが下がっていることも多いので、そのタイプの子であっても休憩は入れさせますが)
このタイプの場合は、先立つ「嫌だ、やりたくない、耐える」を消す、あるいはのり越えさせるのが鍵なので、
わずかでも「楽しい」が先行するやり方をさせることや、
感情面を意識の表面に出させずに、(解ける、楽しいに触れるまで)走らせることが重要です。
前者であれば、漢字とか単語の練習で言うと、「〇問ごとにそこまでの確認テストを挟み、一問でも間違えたら最初からやり直す」などのルールを設けて、ゲーム的な感覚で進めるようにすることなどが、
後者であれば、「〇分までに〇ページまでは終わらせる」といった短距離走的な感覚で走らせることなどが、
それぞれに効果的な一つの方法です。
何時間席についていた、何時間教科書の前にいた、は言うまでも時間でしかなく、
その中でどれだけやっていたか、が重要なわけですから、
ちゃんと「やらせること」、そしてその結果にまでこだわって、
テスト対策、あるいは普段の授業においても、ena塩浜では指導していきます。
ちなみに、先ほどの後者のタイプの場合、もう一つ効果的な方法は、
「ちゃんとやるしかない空気の中に入れる」というものがあります。
周りの子がみんなシンとした空気、一種の緊張感のある中で、カリカリえんぴつを走らせていると、
多くの場合、引っ張られるように同じ走り出しができます。
これが、このタイプの子たちにとって、合宿が効果的な理由です。
◇今日の一問:接続詞thatの意味は?
ena塩浜 青木
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