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ena塩浜

小中学部

5.8 日刊ena塩浜 -ふく-

投稿日: 2025.05.8 8:37 pm

こんにちは、旅が大好きena塩浜の青木です。

 

5月8日、木曜日。

GWが明け、昨日から通常モード再開です。

明後日の土曜日には前期保護者会が行われます。

今いまのena塩浜の指導と、これからの指導について、お伝えさせていただきます。

 

GWは塾教師にとって最大の連休。

GWの旅行と、夏期合宿の引率は、

enaに入社以来毎年繰り返してきたルーティンです。

 

今年は福井に行ってきました。

目当ては、東尋坊、永平寺、金ケ崎城跡。

 

東尋坊は、よく2時間サスペンスドラマのクライマックスで出てくるあれですね。

この表現をしても、今の子たちには通じないだろうけど……。

思ったよりも素の地形そのまんまで、危ないところまでいこうと思えば行けてしまう感じ、

このご時世にチャレンジングだなと思わされるスポットでした。

がけはがけなんだけれど、思ったよりも海面に近くて、イメージと違いました。

 

永平寺は曹洞宗の本拠地。

曹洞宗も、その宗祖の道元も、

高校入試でも中学入試でも覚えておかなければならないところですが、

永平寺は高校入試では出題されず、中学入試でもそうそう見かけません。

高入試でも中入試でも宗派名、宗祖、本拠地の三点セットで覚えなければならないのは

平安仏教の天台宗、真言宗だけ。

それらの本拠地である、延暦寺、金剛峯寺たちと、観光地としていってみた感想でランクを付けると、

1、金剛峯寺 2、永平寺 3、延暦寺

でした。

お寺は敷地の中に複数の建物があるもの(〇〇堂とか、〇〇院とか)ですが、

永平寺はそれらの建造物がすべて近代的な廊下状の建築で繋がれていて、

順路に従って進むと寺院全体を見学して回れる、という独特のつくりでした。

お坊さんたちも同様にその通路を使って行き来し、他の寺院だと足を踏み入れさせてもらえないようなところまで進めるため、

修行をしている様子なんかも覗き見ることができて、

他の仏教施設を見学したときとは、一味違う感触を味わえました。

まぁ、小中学生の子たちはそもそも寺社仏閣の見学自体の面白さが分かりづらいと思いますので、

永平寺に、引いては福井に旅行に行く、ということはなかなかない気もしますが……。

 

 

金ヶ崎城は信長が有名な敗戦を喫したところで、

山と石碑以外何にも残っていないところなのですが、

その山から見下ろした平地や隣の山々の地形が割とそのまま残っていて、

敵軍が攻めてきた様子、それが接近するまで山に隠されていて確認しづらい様子が目に浮かぶようで、楽しかったです。

去年行った関ケ原も、有名な武将の配置図の山々の地形が盆地の中からよく視認出来て、同じような楽しさでした。

 

昔、北野武さんが、日本の小中学生に行われている教科学習は、

世の中のことを知っていく楽しさを、受け取りやすくするために上手にパッケージされている、

ということをおっしゃっていました。

正しく学んでいけば、だれでも理解ができる小中学生の範囲の学習、

それをしっかり身につけることができれば、その先にある、その外側にある、

遥かに大きな世の中の諸物の持つ、計り知れない無数の楽しさに触れていけます。

 

受験のための指導をすることが仕事ですが、

もっと広く、もっと大きく、

生徒たちの人生にとって意味のある、役に立つ、勉強することの楽しさも学べるように指導をしていきたいと思います。

子どもたちの未来においての、ふくとなるように。

 

◇今日の一問:曹洞宗は、臨済宗などと同じ、〇宗の一つ。〇に入る言葉は?

 

ena塩浜 青木

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