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小中学部

亀戸より「『弘法は筆を選ばず』とは、いいますが・・・」

投稿日: 2025.04.12 5:21 pm

ena亀戸 香西です。

 

ちゃんとした筆記用具を使っていますか?

最近、筆記用具を忘れる生徒が目立ちます。

鉛筆や赤鉛筆(または赤ボールペン)をお貸ししていますが、

気になるのは、

使い慣れていない筆記用具で

勉強がマトモにできるのか?

ということです。

 

『弘法は筆を選ばず』

ということわざがあります。

これは、書道の達人である弘法大師(空海)は、どんな筆を使っても素晴らしい書を書いた

との伝承から転じて、

「優れている人はどんな道具を使っても優れた成果を出す」

という意味なのですが、

ふつうの人は弘法大師ではありません。

書くための道具、筆記用具ってけっこう大事なのではないか

と思うのです。ここから先は、先日のena亀戸小6の授業報告メールの転載です(やや長文です)。


筆記用具について

鉛筆でもシャープペンシルでも構いませんが、

書きにくい筆記用具を使わないでください。

とくに、シャープペンシルで、すぐに先に芯が詰まるもの、

書いていてすぐに芯が折れるものは使わないでください。

100円ショップで買える、2本組(3本組?)のシャープペンシルは危険です。

余計なところで、時間のロス、集中力の低下を 招くおそれが大です。

 

消しゴムは良く消えるものを使ってください。

書いて、消して、書きなおすとき、消すのが不十分だと、

消す前の答えに引きずられて、再び間違えることがあります。

ただ、消しゴムについては、消し方の問題もありそうです。

 

そもそも筆記用具を忘れる生徒もいます。

前に書いたように、できる限り筆記用具をお貸ししていますが、

使い慣れていない筆記用具を使うのは無駄なストレスになります。

「宿題をしていて、ご自宅の机に筆記用具を忘れてしまった」ケースが

多い場合は、お手数ですが、学校用、ご自宅用、ena用で別々の筆記用具セット

を用意したほうがいいかもしれません。

私、香西太郎のふだん使っている筆記用具です。生徒さん相手には赤ボールペンを使うことが多いです。(自分なりの)書きやすさから、太めの0.7mmです。消しゴムで消せるボールペンを使っていた時期もありましたが、インク色が薄く感じて使うのをやめました。

 

関係があるような、ないような話ですが、

私の大学入試の時の話をします。

東大入試(理系)の理科のテストでは、受験当日に4科目

(物理、化学、生物、地学)から2科目を選ぶのですが、

各科目共通の解答用紙(1つの科目で1枚、2科目で2枚)

には、4科目の切り取り部分があり、

たとえば「化学」と書かれた部分を切り取ると、

その解答用紙には「化学」となるのです。

切り取るには、ハサミを使うわけで、

東大入試の「受験上の注意・持ち物」にはハサミが必ずあります。

 

しかし、私は現役(高3時)の受験で、当日ハサミを忘れてしまったのです。

幸か不幸か、理科のテストは午後からだったので、

昼休みに試験会場の東大本郷キャンパスを抜け出て、

ハサミの売っているお店を探す羽目になりました。

 

その日大学生協は休みで、また当時はスマートフォンも携帯電話もないので、

道行く人に、お店の場所を尋ねることしかできません。

 

何とかハサミを入手して、理科のテストの開始前に会場に戻れましたが、

精神的に疲れ果てて、テストどころではなかったです。※ もちろん落ちました。

 

ふつうは受験直前にいうことなのですが、

「受験票を忘れても、筆記用具は忘れるな!」

このことをご承知おきください。

 

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