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小中学部

#811 受験生、始動(後期日曜特訓)

投稿日: 2025.06.25 6:48 pm

皆さんこんにちは。ena王子の古山です。

今週の初め、富士高校附属中生である先輩が、校舎に来てくれました。
この春中学3年生になったばかりの生徒です。
事前の打ち合わせや原稿などは一切用意せず、“ぶっつけ本番”での質問形式トークセッションを実施。
校舎に集まってくれた在校生たちや保護者の皆様からの質問に対し、その場で即座に、等身大の言葉で一つひとつ丁寧に答えてくれた姿に、古山自身も深く感銘を受けました。
あの場にいらした皆様なら、その「熱量」や「本気の語り」が、どれほど子どもたちの心に響いていたか、おわかりいただけるかと思います。

今でも当時のenaでの学びをしっかりと覚えていて、「日曜特訓が自分にとって得点力向上の大きな要だった」などなど語ってくれました。
こうした貴重な体験を通じて、あらためて“後期日曜特訓”の持つ意味や価値を再確認することができました。

そのような中、先週より後期日曜特訓のご案内を開始いたしました
特に小学6年生や中学3年生にとっては、夏〜秋以降の学習が「志望校合格に向けた最終段階」とも言える重要な時期に差し掛かろうとしています。
毎年この講座を通じて、上掲の先輩さん含め数多くの受験生が自らの志望校に向けて大きく力を伸ばし、合格を手にしています。
今年も例年同様、小学6年生対象コースはすでに複数の会場で満席となる盛況ぶりとなっており、校舎にも続々とお申し込みやご相談をいただいております。


さて、今回はその中でも、私・古山が本年度担当をさせていただいている
「お茶の水女子大学附属中 対策コース」についてご案内申し上げます。


お茶の水女子大附属中の受験、他と何が違うのか?

お茶の水女子大学附属中学校は、都内でも屈指の伝統と実績を誇る“国立”の中等教育機関です
その入試形式は、いわゆる都立中高一貫校の「適性検査」とは異なり、
「検査Ⅰ・検査Ⅱ・検査Ⅲ」という独自形式で実施されます。

ここでよくいただくご質問があります。
「“検査”という名前だから、都立の適性検査と同じような対策でよいのですか?」

この問いに対して、私たちの答えは明確に “NO”です。


■ 適性検査対策だけでは、お茶附中入試には不十分です。

確かに、文章を読んで考える・条件を読み取って説明する・論理的に記述するという出題形式は、表面的には都立中の適性検査と似て見えるかもしれません。
しかし、実際にはその中身はまったく異なります。

特に、お茶附中の「検査Ⅰ」では、理科や社会の基礎知識をベースにした出題が頻出します。
たとえば、

  • 地球温暖化や再生可能エネルギーといった環境問題に関する科学的知識
  • 日本の地理や歴史に関する基礎知識及び時事的知識

など、教科書に載っているような理社知識を活用して考えさせる問が多く出題されるのです。それに加えて、

  • 日常の生活に関わる現象(電子レンジでの加熱や、水に浮かべた氷の融解に伴う水位の変化)および化学変化の知識を基盤とした応用記述

つまり、「知識という盤石な土台によって支えられた思考力」がなければご縁を頂戴すること叶わず、ということ。
逆にいえば、一問一答形式のような基礎的な知識があり、かつ思考力問題に日頃から取り組んでいる受験生こそ、お茶附中に強いとも言えます。

まさに、今の小4小5のena生の皆様がこれに該当しますね。


enaの後期日曜特訓では、どんな対策を行うのか?

お茶附中対策コースでは、この学校の出題傾向を徹底的に分析したうえで、

  • 理科・社会の重要知識の総復習
  • 説明記述・課題解決記述の徹底トレーニング
  • 問題文を読む力・設問意図を汲み取る力の養成
  • 毎週の演習+添削+返却指導のサイクル構築

といった実戦型のカリキュラムを提供します。

このコースの中では、「知識を知識のままにせず、記述や判断に結びつける力」を磨いていきます。
また、検査Ⅱ(作文・資料読解)の対策も組み込まれており、総合的な合格力を養成する内容になっています。


最後に:目の前のチャンスを「準備」の力でつかみとるために

入試に向けて、「どれだけの知識を持っているか」ももちろん重要です。
しかし、それ以上に問われるのは、「どのタイミングで、何をどれだけ準備できていたか」という一点に尽きます。

後期日曜特訓は、単なる知識の確認ではありません。
合格を勝ち取るために必要な「実戦力」「得点力」「持続力」を養う最終段階の仕上げの場です。

「入試直前だけが勝負」なのではなく、「直前に向けて仕上げられる準備力」こそが合否を分けるのです。


コースの詳細や体験授業、進路相談等は随時承っておりますので、ぜひお気軽に校舎までお問い合わせください。
お茶附中を目指す皆さまとともに、ひとつひとつの課題に誠実に向き合いながら、全力で伴走してまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

ena王子 古山雄光 拝
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