こんにちは。ena勝どきの中島です。

 

先日ena勝どきでは前期保護者会を開催いたしました。当日は、あいにくの雨だったにも拘らず多数のご参加をいただきまして誠にありがとうございました。

さて、保護者会の中では受験情報や指導方針など様々なお話をさせていただきました。

その中（小学部）で、復習ノートの話をしたのですが、ちょうど昨日、復習ノートに関して印象的なことがありました。

 

日特では毎度、復習ノートが宿題として課され、担当の先生からチェックを受けるのですが、その中の一冊が非常に衝撃的でした。

 

そのノートには、私が授業の中で板書した重要ポイントに加えて、私が授業の中で、あえて板書をしなかった細かな知識やテクニックさえ余すことなく記されていました。（中にはそれを見るまで授業をした張本人が話したことを忘れているものまでありました笑）

 

私は思わず、すごい集中力だと感心しました。その生徒は解説を聞く間、私が話す一言一句たりとも聞き逃すまいとして授業を受けていたのでしょう。と同時に、私は授業を受けたその日のうちに復習することの重要性を改めて痛感しました。人間は忘れていく動物です。授業をした人間が１週間後には話した内容の一部を忘れているのですからこれは間違いないでしょう。だからこそ記憶が新しいうちに、理想としては授業を受けたその日中に復習を完了させることが何よりも大事になってきます。

 

先月行った入試報告会でも、日比谷高校に合格したOB生、九段中学に合格したOB生二人が口をそろえて「復習（宿題）はできる限りその日のうちに終わらせること」を意識していたと話してくれました。

 

さて、このノートのすごい点はもう一つあります。私は毎回の授業の中で、問題を解くにあたっての思考の過程を余すことなく生徒たちに伝えています。ただ、それをすべて板書にしてしまうと生徒達はノートをとることに夢中になるあまり、私の話を聞き洩らす、あるいはその逆に最重要ポイントをノートに書きそびれることになってしまいかねません。ですから、私は重要ポイントにしぼって板書をするよう心がけています。

 

しかし、このノートには先述の通り、重要ポイントに加えて、私があえて板書をしなかった細かな知識やテクニックさえ余すことなく記されています。このノートを見返すことで、その問題に対してどのようなアプローチをすべきか何度も繰り返しトレースすることができるのです。復習ノートの意義はまさにここにあると思っています。なぜなら、それは必ず、次に類似の問題に相対した時に生かされるはずだからです。

 

さて、他校舎の生徒の素晴らしい復習ノートを見て、私もうかうかはしていられません。

ライバルたちは毎週毎週、着実に、いや飛躍的に成長していっています。取り急ぎ、自校者の６年生には、授業中の集中力、当日中の復習、そしてその復習の質、この三つの重要性について話そうと思います。長くなりすぎたので今日はこの辺で失礼いたします。

 

中島

 

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