校舎ブログ詳細

ena大泉学園

小中学部

All with me 399 ~偏差値が変わるよりも・・・~

投稿日: 2026.05.27 6:43 pm

こんにちは、伊藤です。

399という数字を見ると、399=400-1だから、19×21だなぁって思いますね。

さて、今日の話題です。

 

中学受験でも高校受験でも、保護者の方が一番気になるのは、やはり模試の結果や偏差値だと思います。

「前回より上がったか」
「志望校まであとどれくらいか」
「このままで大丈夫なのか」

数字で見えるものだからこそ、不安にもなりますし、期待もします。

保護者面談をしていてもどうしても「偏差値」の話はでてきます。

わかりやすい客観的指標ですし。

 

もちろん、偏差値は大切です。

ただ、日々生徒たちを見ていると、

実際には

“偏差値が伸びる前に、変わるもの”

があります。

なんだと思いますか・・・?

 

 

ある生徒は、入学したばかりの頃、宿題を終わらせるだけで精一杯でした。

分からない問題があると手が止まってしまい、

そのまま空欄になっていることも少なくありませんでした。

授業中も、自信がないのか、なかなか手を挙げることができません。

自習に来ることもほとんどなく、授業が終わるとすぐに帰宅していました。

うちの子のことだと思っている保護者も多いでしょう。

なぜなら、大半の生徒がそうだからです。

このような「典型的な生徒」が少しずつ変化が見え始めました。

最初に変わったのは、授業後の行動でした。

それまで静かに帰っていたその生徒が、

授業後に「この問題、もう一回教えてください」と質問に来るようになったのです。

最初は本当に短い質問でした。

「なんでここ、こうなるんですか?」
「この式、どこから出ましたか?」

その一言を聞けただけでも、こちらとしては大きな変化でした。

 

さらに、ノートの取り方も変わっていきました。

以前は答えを書くだけだったノートに、

自分で引いた線やメモ、間違えた理由などが残るようになりました。

丸付けも、“○×だけ”ではなく、
「なぜ間違えたか」を考えた跡が見えるようになってきたのです。

 

最近では、授業の20分前に来て、自習をしてから授業に参加しています。

最初は保護者の方に言われて来ていた部分もあったと思います。

ですが、今では自然と机に向かい、自分から質問を持って来るようになりました。

ただ、その頃も偏差値はまだ大きく変わっていませんでした。

模試の数字だけを見ると、「まだ結果が出ていない」と感じる時期だったと思います。

それでも、成績が伸びる生徒に見られる、“伸びる前の変化”はありました。

勉強に向かう姿勢。
ノート。
質問。
授業前の過ごし方。
表情。

そうした小さな変化が積み重なった後に、少しずつ結果がついてきます。

実際、その生徒も最近の模試では、以前より安定して点数が取れるようになってきました。

もちろん、受験は簡単ではありません。
すぐに結果が出ることばかりではありません。

ですが、ena大泉学園では、偏差値だけでは見えない“成長の途中”も大切にしながら、生徒たちと向き合っています。

この夏も、一人ひとりの小さな変化を見逃さず、次の成長につなげていきたいと思います。

校舎情報(ena大泉学園)