こんにちは、ena西新井の田波です。

子どものころ、自転車に乗るのが好きでした。

膝に絆創膏を貼ってもらいながら「もう一回！」と挑戦を繰り返すうち、ある日突然、風を切って走れるようになる。

昨日までできなかったことが今日できる、その「できた！」の瞬間は格別でした。

ペダルを踏むたびに世界が広がり、公園は冒険の舞台となり、友達との競争で一日があっという間に過ぎていきました。

当時は単純に自転車に乗ることそれ自体が楽しかったはずです。

しかし大人になると、自転車はただの「移動手段」に変わり、楽しさよりも距離や天気など現実的なことばかり考えるようになってしまいました。

 

みなさんにとって勉強は「手段」でしょうか。

テストで点を取るため、志望校に合格するため、将来の仕事につなげるため。

けれど、勉強そのものが「楽しい」と感じられる瞬間もあるはずです。
・難しい問題が解けたときの達成感
・新しい知識を知ったときの驚き
・友達と一緒に学ぶときの楽しさ

それはまさに「できた！」の瞬間。

昨日までわからなかったことが今日わかる、その喜びは勉強を「目的」そのものに変えてくれます。

大人になって自転車が移動手段になったように、勉強も「受験のため」「将来のため」と考えがちです。

でも、学びの本質は「知ることの楽しさ」にあります。

手段であると同時に、目的でもあるのです。

ena西新井　田波

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