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小中学部
9.4 日刊ena塩浜 -必勝合宿後の後期授業開始-
投稿日: 2025.09.4 9:43 pm
こんにちは、休み中は徳島に行ってきたena塩浜の青木です。
本日9月4日より、後期本科授業が開講です。
ですが、今回は責任者として行ってまいりました、必勝合宿について書きたいと思います。
22泊23日の長期合宿、
塾の中でも珍しい、複数の自前の合宿施設を持つ「合宿のena」であっても、
史上初の長さです。
当然、普通の合宿の運営の覚悟では足りませんから、万全に準備をして向かいました。
そこの責任者になると確定してからは、ちょこちょこランニングをして、体力作りもしてきました。
前半組から引き継いだ生徒たちの様子は、
正直に言うと、若干まだ甘さも見えました。
ただ、これは仮に私が前半の責任者であったとしても、同じような状態になっていたと思います。
なんせ過去になかった長丁場ですから、最初からあまりハイペースで行くわけにはいきません。
長距離走と同様、完走できる範囲の中で、出来る限り速いペースを作る必要があります。
そうして前半を走り切った状態の彼らを、折り返し地点からゴールまで進ませるのが私の役目でしたから、
反対に、スパートをしっかりとかけて、それまでよりもペースを上げていくことを意識して運営しました。
長丁場であるがために、これまでよりも一つ一つのクラス、一人ひとりの生徒にかけられる時間が長かったのが、
我々指導する側にとってもとても良かったです。
通常の合宿であれば、「とりあえずこの合宿ではこの部分だけでも持ち帰らせることができれば」という、
ある種妥協のような思いを持ってしまうこともあります。
限られた時間の中で、全員に全部を持ち帰らせるのは不可能ですから、
最低限全員に持ち帰らせる肝となる部分と、それぞれの能力に応じて持ち帰らせる部分とは分けて考えるしかありません。
しかし、何日も連続で顔を合わせて指導できるこの合宿では、
出来る限り各クラスで指導した内容について、クラス内の誰もが持ち帰れるように、繰り返しアウトプットさせることができましたから、
彼ら自身にとっても、こちらにとっても、通常の合宿とは比べ物にならない「結果」に対しての手応えがありました。
小6は作文(特に読解中心)、中3は英語の担当に入りましたが、
特にそれぞれその教科が苦手な子たちにとって、その苦手の中心にあるトゲに当たるものを引き抜くことを心がけて指導を行いました。
実際に合宿中にも、複数の子に「今まで英語で『わかった』と思うことはなかったけれど、先生の授業を受けて初めてわかった」という内容を言われました。嬉しかった。
合宿の期間自体が長かろうと短かろうと、結局は受験までの長い道のりの過程であることには変わりありません。
その道のりは小さい成長の蓄積によって大きな壁を越えていく戦いで、
その小さい成長を今までの「夏」の成長量よりも大きなものにするのが必勝合宿なわけですから、
その「夏」の間の成長量そのものにもしっかりこだわって指導してきました。
が、
それでも、大きかろうが小さかろうが、それが過程であることには違いがありませんから、
あの富士山のふもとでのあの子たちの頑張りがどれほど確かなものであったとしても、
それがそこで完結して、今いまの彼らが、夏の前と何も変わり映えのない生活を送っているのだとすれば、
私にとっては必勝合宿は失敗だったということです。
夏も終わり、学校も再開した今日、今、
あの合宿場で指導させてもらった子たちが、ちゃんと自分の意思で勉強に向かっていることを切に願います。
何か偉そうにごちゃごちゃ書きましたが、
感想を一言で言うなら、
楽しかった。
もう、めちゃくちゃ楽しかったです。
◇今日の一問:克の訓読みは何か
ena塩浜 青木
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