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小中学部
ena平和台本科0709
投稿日: 2025.07.9 11:52 pm
先週のブログ記事で、問題演習にはたっぷりと時間を使ってください、ということを話しました。
算数・数学に的をしぼって書いたことですが、ここでは科目をもう少し広げてその話をします。
はじめに、私の推薦図書。
江沢洋さんの『だれが原子をみたか』。科学の本です。
原子(世界のすべてのものを構成するすごく小さな粒のようなもの)の存在が認められるまでの(ものすごく長い)歴史が説明されています。
生き生きとした実験風景が見られ、読んでいてとても楽しいです。
とりわけ私が好きなのは「はしがき」にある次のメッセージ:
科学というものは、実にさまざまの考えにもまれながら時間をかけてつくられてきた。そのことを、君たちがこの本から感じとってくれたら、と思う。(中略)あわただしい世の中ですが、どうか科学の勉強には、たっぷり時間をかけてください。この本も、いそがずに読んでください。
理科の教科書には、様々な法則や多くの実験とその結果、そこからわかること(考察)がのっています。
けれどもわかりやすさのために、どこか重要な議論が抜けていたり正確性を犠牲にする箇所があります。
これは仕方ありません。
けれども、もしあなたがそういう部分に気づけたならば、あるいは疑問に思ったらなば、それは徹底的に調べる価値があります。
これまでに学んだ知識を使って解決できないかと考えるのです。
はたまた今もっている知識だけでは、理解が得られないこともあります。
調べる方法は豊富にあります。
図書館に行けばそれなりの専門書を無制限に読めますし、インターネットで多くの(もはや多すぎて困る・・・)情報が手に入ります。
高度なAIを簡単に使えるようにもなりました。試してみるのがよいです。
また、疑問に思ったことは友だちと共有して、一緒に追求してみてはどうでしょうか。
調べ学習は 博物館 や 美術館 に行くと結構はかどります。意外なヒントを得ることも多くあります。
上野に行けば、多くの施設を無料で見学できます。近場だと、上板橋に教育科学館があります。
そこで疑問があれば、学芸員さんに質問すると親切に教えてもらえるものです。
よく、国語が苦手。国語の勉強法がわからん・・・という声を耳にします。
国語で問われるのは、見たり聞いたり、日常生活で触れるもの全てですから、
机の前の勉強だけで完結するものではありません。
国語の読解、作文が苦手という人は、まずはこういう体験を得ることからはじめてはいかがでしょう。
ひとつで十分ですから、これだけはだれよりも時間をかけて考え、だれよりも深く理解した!というものをつくってください。
みなさんがこの夏休みを有効に使えることを祈っています。
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高嶋
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