適性検査分析

お茶の水女子大学附属中学校

基本情報

住 所

〒112-8610 文京区大塚2-1-1

電話番号

03-5978-5862

アクセスマップ

過去の入試データ

募集人員

年度 2019 2020 2021
25 20 25
30 30 30
55 50 55

応募者数

年度 2019 2020 2021
55 60 32
246 199 174
301 259 206

受験者数

年度 2019 2020 2021
39 54 23
183 142 146
222 196 146

合格者数

年度 2019 2020 2021
27 26 18
30 31 32
57 57 50

実質倍率

年度 2019 2020 2021
1.44 2.08 1.28
6.10 4.58 3.84
3.89 3.44 2.92

適性検査分析

適性検査Ⅰ

【大問1】<旅での自然観察から考えられることを考察する問題>
家族の高原への旅行で生じたこと、観察したことから理科的な分析をし、その説明を正確に読み取る力と小学校で学習した理科の知識を問う構成になっています。
〔問1〕<旅行の記録を正確に読み取る力と知識力をみる問題>
(1)は「旅の記録」の文章の読み取りになります。(2)(3)は理科と社会の基礎知識が問われています。
(4)は「旅の記録」の中の「山の斜面をけずって作られた林道」や、「岩には湿った土がついていた。」という記述から過去に何が起こったのかを想像させる問題でした。
〔問2〕<旅行の記録を正確に読み取る力と知識力をみる問題>
「旅の記録」から浮かび上がった地学、生物、化学の問題が問われています。(1)(2)(4)は「旅の記録」と《調べたこと》からの読み取りになります。(3)は完全変態の正確な知識が必要になります。
〔問3〕<実験の結果を予想する問題>
実験1はリトマス試験紙の正しい使い方、実験2はてこの原理、実験3はホタルやウミホタルの発光の仕組みが問われました。(1)~(4)までは知識に属する問題です。確実に得点したいところです。(5)は実験結果の予想ですが、資料の正確な分析力が求められます。

【大問2】
大問2は「水」についての文章と「世界遺産」についての文章中の内容に関する小問に答えていく問題で、2021年度は会話形式だったものが、2022年度は文章形式での出題になりました。小問数は11題で、2021年度よりも1題増加しています。記述式の問題は2題で、大半の問題が記号で回答する問題である形式は変わりませんでした。分野ごとの出題についてみると、2021年度は地理の問題が4題、歴史の問題が4題、資料分析の問題が2題となっていましたが、2022年度は地理の問題が5題、歴史の問題が3題、公民の問題が3題となり、資料分析の問題が各分野の問題の中に組み込まれる形式となりました。

【大問3】
大問3はピクトグラムを題材に工夫や課題解決を考察する問題でした。小問数は5題で、2021年度よりも2題増加しています。2021年度の問題では100字以上150字以内の記述問題がありましたが、2022年度は小問ごとに40字から80字程度の字数指定問題が出題されました。また、2022年度は自分で想定した課題に関して実際にピクトグラムをイラストで作成する問題も出題されました。記述の問題が減少しましたが、自らの考えを表現する大問であることには変わりありません。

適性検査Ⅱ

【大問1】<資料を正しく読み取る力をみる問題>
「巣ごもり消費」に関する資料を2つ読み、資料内容についての問いや、アイスクリームのキャッチコピーを考える問題が出題されました。日ごろから資料に関する問題に触れ、素早く読み解く力が必要でした。また、作文問題は与えられた条件を守りながら考えを表現する力が求められました。
〔問題1〕<資料を読解する力をみる問題>
資料2の中から「巣ごもり消費」の説明として正しいものを選ぶ問題です。資料2は5行の文章と長くないため、素早く問われている内容を見つける必要がありました。
〔問題2〕<グラフを読み取る力をみる問題>
「アンケート調査1」を読み取り、その内容として正しいものを選択する問題です。選択肢の内容と資料の内容が合わなかったり、資料からは分からない、考えられなかったりするものは不正解になるため、選択肢の一表現に気を付けて読む必要がありました。
〔問題3〕<資料を参考にし、与えられた問いに答える力を見る問題>
アンケートだけでは「巣ごもり消費でどんなお菓子や飲み物などを飲食したか」が分からない理由を答える問題です。選択肢をよく読むこと、また資料を隅から隅まで見なければ答えられない問題でした。日ごろから資料をよく読み、内容を吟味する力が必要でした。
〔問題4〕<条件に合う内容を記述する力を見る問題>
アイスクリームの売り上げを伸ばすためのキャッチコピーを考える問題です。一見自由な考えを求められている問題に思えますが、実際には先生の話から条件が厳しく設定されているため、解答の方向性が定まっている問題でした。また、どのような考えからそのキャッチコピーを書いたのか、理由を記述する問題も出題されました。普段から自身の考えを記述する力が必要でした。

【大問2】<説明的文章の読解力をみる問題>
「ボランティアをする上で大切なこと」というテーマの説明文を読み、設問に答える問題でした。文章が約2ページとあり、大問1と合わせて30分という短い時間での勝負であるため、素早く文章を読み取る力が求められました。
〔問題1〕<段落内容をまとめる力をみる問題>
空欄に当てはまる言葉を選択する問題です。空欄がそれぞれ段落の初めにあり、その後その内容の説明をしています。段落内容全体を読み取り、まとめる力が必要でした。
〔問題2〕<指示語の内容を考える力をみる問題>
問題文の空所にあてはまる内容を文章から見つける問題です。指示語の問題は周辺から内容を推測し、ある程度自身で指示語内容を推測する必要があります。日ごろから文章読解を行う際、指示語内容を調べる習慣が必要でした。
〔問題3〕<傍線内容を考える力をみる問題>
「報酬」という言葉について、2つの傍線の内容を答える問題です。複数の段落内容を正しく読み取り、2つの「報酬」の違いについて理解する必要がありました。また、片方の空欄は書き抜き、もう片方は自身で熟語を考える条件があったため、注意が必要でした。
〔問題4〕<傍線部についての筆者の考えを読み取る力をみる問題>
傍線から筆者の考えが2つあることが読み取れるので、それらを文章内容から探します。上記でも示した通り、選択肢問題は一部分でも文章と異なったり、文章からは読み取れなかったりすると不正解となります。普段から選択肢問題に触れ、よく復習をしている必要がありました。
〔問題5〕<指示語の内容を考える力をみる問題>
傍線の「そういった」の内容を答える問題です。指示語の後の表現からある程度指示語内容の予測ができるため、まずは後の内容を読み、自身で「このような指示語内容なのではないか」と予測すると素早く正解ができました。
〔問題6〕<筆者の考えを読み取る力をみる問題>
傍線内容についての筆者の考えのうち、正しいものをすべて選ぶ選択肢問題です。「そんな」の内容から前の内容を読み取り、そこから筆者がどのようなことを言いたいのかを考えられれば正解できる問題でした。日ごろから内容を自分なりに言葉にし、筆者が何を言いたいのかを考え続ける練習が必要でした。
〔問題7〕<漢字の力をみる問題>
問いとしてはそこまで難しくはありませんが、たとえば「じっせき」の「せき」を「績」ではなく「積」と答えてしまうものが予測されます。漢字の練習をする際に、なぜその漢字を使うのか、漢字それぞれの意味をしっかりと理解しておく必要がありました。

適性検査Ⅲ

昨年から検査ⅠとⅢの順番が入れ替わり、検査Ⅲが算数からの出題でしたが、出題内容自体は昨年の検査Ⅰと同様に、大問4つの構成でした。

【大問1】<基礎計算力をみる問題>
昨年同様に、基本的な四則計算、小数・分数計算から小問4題が出題されました。いかに正確かつ速く解くことができるかが、その後の問題にゆとりをもつためのカギとなります。そのためには、日ごろから結合法則や分配法則といった計算時の工夫を常に取り入れておくことが重要です。

【大問2】<算数の知識と応用力をみる問題>
こちらも昨年同様に、算数の小問5題の出題でしたが、昨年よりも少し難化していました。小学校で学ぶ範囲の算数の知識をしっかりと応用させる能力が問われており、それだけに様々な問題パターンに取り組んでおく必要がありました。また、今年はコンパスを用いた作図の問題も1題出題されていました。2021年度はなかったものの、頻出問題です。難易度は高くないので、事前に対策を講じておきましょう。

【大問3】<容積と水量の変化を題材にした問題>
小問は3題の構成で入試問題の算数ではおなじみの、水槽に水を入れていく中で、容積と水量の変化を題材にした問題です。時間の変化だけでなく、底面積の変化に応じて深さも変わっていくため、その都度状況の変化を整理しながら解き進めていく必要があります。問題文を正確に読み取ることが肝心です。また、2020年度にも出題されていたグラフを書く問題が今年度も出題されていたので、今後も出題が予想されます。

【大問4】<商品の売り上げを題材にした問題>
適性検査型となり、今年度も記述の問題を含めた小問3題が出題されました。短い時間の中で、会話文や資料から条件を丁寧に読み取ることがポイントです。また、平均値、最頻値、中央値といった算数の知識も問われており、算数の知識も幅広く学習をしておくことが必要でした。記述に関しては、条件通りに書くことはもちろんのこと、具体的な数量の比較が求められており、論理的な記述力と素早い計算力のどちらも要求される問題でした。