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小中学部
1.29 日刊ena塩浜 -受験は文化③-
投稿日: 2025.01.29 6:37 pm
こんにちは、身体が硬いena塩浜の青木です。
1月29日、水曜日。
今日は小4が学判です。
これが小学部2024年度の正真正銘最後のテスト。
開校初年度のena塩浜にとっては、なかなか感慨深いものがあります。
受験の文化の続き。
入社直前の2月、某中学校の前で、受験生たちの応援を行いました。
校門前でずらっと塾の教師たちが並び、握手や声掛けで受験生たちを送り出すのは、
2月初頭の風物詩です。
当時はまだ、ena名物の真っ白いenaコートはなくて、
でもその学校にはenaバッジをつけた受験生がわんさかくるので、
もうほとんどenaの校舎前で、enaの生徒たちを出迎えているような錯覚を覚えるほどでした。
2025年の今日現在は、寒さのピークを越えたような気温となっていますが、
そのときはがっつりと冬真っ盛りで、革靴の先端で足の指が痛みすら感じるほど寒かったのを覚えています。
学生時代にも教育系のバイトをしていましたが、田舎の私には学校前での受験応援、という概念はなく、
enaの教師の一歩目となった原風景が、あの景色だったかもしれません。
前任地で担当する、最後の授業を終えた後で、スタッフの方々と食事にいったとき、
今もその校舎で授業を担当してくれている、かつての教え子に、ある写真を見せられました。
戦場である受検校の目の前で、たくさんいる白コート部隊の中で、同じく白コートに身を包んだ私と、
これから戦場へ向かう、小6当時のその子が握手をして、私が彼の肩をたたいている写真です。
被写体の一人の私が言うのもなんだかおかしな感じですが、中学受験という世界を象徴するような、とても良い写真でした。
敢えて体温が感じられないようなことを言えば、
いざその日に応援の言葉をかけたからといって、そこで大きく得点力が伸びるわけでもないですし、
一つの校舎から一つの学校しか受検しない、なんてあり得ませんから、
全ての生徒に、最後の最後の送り出しの声をかけてあげられるわけでもありません。
それでも、足を運ばずにはいられないものがこちらにはあって、
それに、単純に人数の問題でもありません。
受験人数で言えば、あっちの学校の方が多いのだけれど、今年はこの子たちの方に行かなければならない気がする、
という思いがわいてくることもあります。
受検生・受験生たち自身には自身にとっての、保護者様方にとっては保護者様方にとってのその日わいてくる何かがきっとあり、
塾教師という立場においても、それは同様です。
その日のためにあった1年間、
その日その場にある空気は、次の1年間をまた走る気にさせてくれるものがあります。
しかし、コロナ禍においてこの風習は禁じられ、アフターコロナとなってからも解禁されないまま2025年を迎えています。
学校側にとっては不要なものであるどころか、場合によっては受検生の流れが滞るということで、むしろ邪魔なものと捉えられることもあるかもしれません。
そういった面を可能性としてでも持ち合わせる以上は、
この風習が復活する可能性はあまり高くないと考えざるを得ません。
上記の通り、当日学校に入る前に握手したからといって、計算を速くできるようにさせてあげたり、問題文を読むスピードを上げてあげられるわけではありません。それでも、これまで送り出してきた生徒たちが、そこで心を整えて、ギアを入れていったことで実力を出し切れた、というケースもきっと少なからずありました。あった、と思い込んでいるだけかもしれませんが。
結局、こちら側の立場ですから、確証もないですし、
どこまでいっても感情論でしかないかも、自己満足かもしれませんが、
enaコートで、たくさんのena生たちを送り出すあの体験を、またできると嬉しいです。
本当の本当は、多少なりとも学校側にもメリットがあると思うのだけれど。
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◎今後のena説明会予定
原則毎週土曜日の13時からとなります。大体40分程度です。
・2月 1日(土)13:00~
・2月 8日(土)13:00~
・2月15日(土)13:00~
・2月22日(土)13:00~
あまり堅苦しい感じではなく、楽しんでお聞きいただけると思います。
入学をご検討いただいている方はもちろん、中学受験、高校受験自体をどうしようと考えている方もぜひご参加下さい。
保護者様のみの参加も、お子様とご一緒での参加も可能です。
こちらからお申込みいただけます。
◆今日の一問:
SUPPORT
enaではありませんでしたが、自身の中学受験の第一志望の入試会場で朝、塾の先生方から激励を受けたことは今でも覚えています。来て下さった先生の名前もかけていただいた言葉も。
確かに点数に直接的につながる訳ではありませんが、今日がまさに本番だということや色々な方に応援されていることなどが実感されて、身が引き締まった記憶があります。
一生に何度もない貴重な機会ですから、この風習がまた復活してほしいと思ってしまいます。
コメントありがとうございます。
そうですよね、復活してほしいです。